米国株投資の始め方(取引ルール、証券取引所)
近年、株式投資を行う人は非常に増えています。
株式投資と言えば日本株を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、最近人気があるのはズバリ米国株投資です。
そこで今回は米国株投資の始め方についてわかりやすく説明をします。
ぜひ参考にしてくださいね。
米国株投資ができる証券会社に口座を開設する
米国株投資をするには、まずは米国株投資をすることができる証券会社に口座を開設しましょう。
一昔前までは、米国株投資を行うことができる条件会社は限定されていました。
しかし、今は、インターネットで簡単に米国株投資を行うことができる時代です。
口座開設もインターネットで完結させることができますので、米国株投資に興味がある方はまずは米国株投資を行うことができる証券会社に口座を開設してください。
おすすめの米国株投資を行うことができる証券会社を載せておきましたので是非参考にしてくださいね。
SBI証券…国内最大手のインターネット証券会社。手数料は約定金額の0.45%。手数料の下限は0ドルで上限は20ドル。
取扱銘柄数は、約3,000銘柄
マネックス証券…取扱銘柄が3,600銘柄以上とネット証券ナンバーワンの取扱銘柄数を誇る。
手数料は約定金額の0.45%。手数料の下限は0ドルで上限は20ドル。
DMM.com証券…取引手数料が無料の証券会社。取扱銘柄数は1,000銘柄を超える。取扱銘柄は他のネット証券に比べると少ないが取引手数料無料は、特に少額取引を行う投資家にとって大きな魅力になるだろう。
このように、証券会社によって様々な特徴がありますのでご自身に合った証券会社を選ぶようにしましょう。
日本株と米株の取引ルールの違いとは?
この章では、日本株と米株の取引ルールの違いについて説明をします。
日本株と米株の取引ルールの主な違いは4つです。
- 取引単位が違う
- 銘柄表記が違う
- ストップ高ストップ安がなくサーキットブレーカーがある
- 取引時間が違う
日本株と米株の取引ルールの違いについてわかりやすく説明していきますね。
取引単位が違う
日本株の場合、単元株という10株や100株単位で取引することが一般的ですが、米株の場合1株から購入することができます。
1株単位で、購入することができますので手数料がかからなければ現在の株価が最低購入金額になります。
少ない金額から投資することができることは、米国株の大きなメリットですね。
銘柄表記が違う
日本株の場合、銘柄表記は銘柄コードという4桁の数字が採用されています。
例えば、代表的な値がさ株である情報通信業のソフトバンクグループの場合は9984が銘柄コードになり、小売業のファーストリテイリングの銘柄コードは9983です。
一方、米国株の銘柄コードは社名の略称や関連のあるアルファベット1文字から5文字で構成されており米国株の銘柄コードのことをティッカーシンボルといいます。
例えば、Facebook社であればFB、Apple社であればAAPLと表記されるので、株式投資に詳しくない方でも簡単に覚えることが可能です。
ストップ高・ストップ安がなくサーキットブレーカーがある
日本株には、ストップ高やストップ安というものがあります。
ストップ高とは、前日の終値に対して値幅制限いっぱいまで株価が上昇していることで、ストップ安とは、前日の終値に対して値幅制限いっぱいまで株価が下がっている状態の事です。
このストップ高やストップ安は、急激な株価の変動により投資家に思わぬ損害や混乱を与えないために設けられている制度になります。
一方、米国株の場合、ストップ高やストップ安はありません。
ストップ高やストップ安がないと不安に思われる方もいるかもしれませんが、米国株にはサーキットブレーカーというシステムがあります。
サーキットブレーカーとは株価が急激に動くと取引が緊急で停止される制度のことです。
株価が5分間で10%以上急落したら取引が5分間停止になりNYダウ平均株価が10% ・20%・ 30%の暴落が起きた場合全銘柄の取引が30分、60分、120分停止されることになります。
最近では、2020年3月のコロナショックの時にサーキットブレーカーは実際に発動されました。
サーキットブレーカーがあるのである程度安心して取引することができるでしょう。
取引時間が違う
当たり前ですが、日本株と米国株では、取引時間が違います。
- 日本株の取引時間…午前9時から午後3時まで(11時半から12時半は昼休み)
- 米株の基本取引時間…午前9時半から午後4時まで(昼休憩なし)※日本時間では、午後11時半から翌日午前6時まで
- サマータイム期間(3月第二日曜日から11月第1日曜日まで)…午前8時30分から午後3時まで(昼休憩なし)※日本時間では、午前10時半から翌日午前5時まで
このように、日本株と米国株では取引時間が違いますので注意してくださいね。
米国株の主な証券取引所&主要株価指数とは?
この章では、米国株の主な証券取引と米国の主要株価指数について説明します。
まずは、米国株の主な証券取引所について見ていきましょう。
- ニューヨーク市場(NYSE)
- ナスダック市場(NDAQ)
米国株の主要取引所についてしっかり理解してくださいね。
ニューヨーク市場(NYSE)
ニューヨーク市場は、イギリスのロンドン取引所に次いで2番目に歴史が古い証券取引所になり、1792年に設立されました。
世界最大規模の時価総額を誇るニューヨーク市場は、上場審査が世界で最も厳しいといわれておりニューヨーク市場に上場されている銘柄のほとんどは大型の優良企業になります。
ニューヨーク市場に上場されている主な銘柄を載せておきました。
- コカ・コーラ
- ナイキ
- ボーイング
- ゼネラル・モーターズ
- ゴールドマン・サックス
日本人にもなじみのある銘柄ばかりですね。
ナスダック市場(NDAQ)
ナスダックは、IT企業などの新興企業向けの株式市場になります。新興企業向けの株式市場としては世界最大の規模を誇ります。
ナスダックに上場されている代表的な銘柄を載せておきました。
- フェイスブック
- アルファベット
- アマゾンドットコム
- アップル
- テスラ
- エヌビディア
GAFAを始め、まさに今伸びている会社が多く上場されていることがわかりますね。
それでは次に、米国の主要株価指数について見ていきましょう。米国の主要株価指数は3つあります。
- NYダウ
- NASDAQ
- S&P500
NYダウ
ニューヨークダウは、米国経済を代表する30銘柄で構成されている株価指数です。日経平均株価と同じように平均株価を出したものになります。
NYダウは2021年3月12日現在32,778.46ドルです。
NASDAQ
NASDAQ総合指数とは、ナスダック市場に上場するすべての銘柄を時価総額加重平均で算出した数値のことです。
2021年3月12日現在NASDAQ総合指数は13,319.86です。
S&P500
S&P500は使用上場市場が米国の取引所の米国企業で流動性がある大型株から選ばれた500銘柄で構成されている株価指数です。
東証株価指数と同じように時価総額を指数化したものになります。
S&P500は2021年3月12日現在3,943.34です。
主要米株銘柄を紹介!
最後に主要米国株銘柄について紹介をします。
主要米国銘柄の中でも特に配当が高い会社について紹介しますので米国株に投資する際の参考にぜひしてくださいね。
フィリップ・モリス
フィリップモリスはマルボロなど世界トップ15ブランドのうち6つを持つ会社です。
近年、電子タバコ市場が広がっていることもあり、この恩恵で業績は拡大しています。コロナウイルスの影響で2020年7月から9月期は2%減収も利益は21%増を達成しました。
このフィリップモリスの、直近1年間の配当は4.68ドルです。
配当利回りは5%を超える高配当株になっています。
シェブロン
シェブロンは、オイルメジャーの中で最もバランスシートが良好でコスト競争力が高い会社といわれています。
最近の原油価格の低迷は痛手ではありますが、原油価格の低迷が長期化しても、増資や倒産リスクは低い会社です。
また、シェブロンは33年連続で増配を達成している会社でもあります。
シェブロンの直近1年間の配当金は、5.16ドルです。
まとめ
今回は、米国投資の基本について説明をしました。
日本株とルールが違うことや米国の株式市場や主要株価指数について説明しましたのでぜひ米国投資を始める際の参考にしていただければ幸いです。