写真販売とは|収入目安・仕事内容【副業】
お金を稼ぐために副業を始めたい人は多いと思います。
経済的自由な状態に少しでも早く近づくために、副業で稼ぐということは大切です。
副業にはたくさんの種類がありますが、その一つに「写真販売」があります。
しかし副業で写真販売と聞いても、
具体的にどのような仕事なのかピンとこない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、写真販売とはどんな仕事なのかを解説していきます。
写真販売に興味はあるけれど、どんな仕事か分からない…と疑問に思っている人は、
ぜひこの記事を読んで参考にしてください。
収入目安
写真の売上額によります。
売上額は販売する写真のサイズ、販売サイトの報酬率や販売手数料などによって決まります。
ざっくりした収入目安は、0〜数十万円です。
月に数万円稼ぐことも可能ではありますが
販売サイトに登録しているクリエイターはプロのカメラマンも少なくなく、
競合が多い世界なので初めのうちはなかなか売れないと思っておいた方が良いです。
しかしそんな中でも、
毎月コツコツと一定量の写真を登録しながら作品の質も高くする努力ができれば、
大きな収入が得られる可能性もあります。
収入の仕組み
撮った写真を写真販売サイトに登録してサイズに応じて価格を設定し、
あとは売れるのを待ちます。
売り上げから販売手数料が引かれた分
(もしくは売り上げに対する報酬率)が収入です。
ではここで、実際に写真販売サイトでの収入例を見てみましょう。
大手写真販売サイト「PIXTA」の例
写真の販売価格は
Sサイズ 550円
Mサイズ 1980円
Lサイズ 3630円
XLサイズ 5500円
報酬率 22〜42%
です
Sサイズが一枚売れたら、販売価格550円の22%、つまり121円が収入になります。
これが月40枚売れたら月収は約5000円、100枚売れたら12000円、となる計算です。
ただし、投稿数が数枚の状態でいきなり売れることはほぼありません。
まとまった売り上げを出しているクリエイターは、
大抵その何十倍もの数の写真を撮って投稿しているものです。
またデジタル素材の場合、一度投稿した写真は何度でも複製が簡単にできるので
同じものを用意する手間はないものの、
売れる作品を生み出すまでには写真撮影にかなりの労力がかかることを
心得ておきましょう。
趣味で写真を撮って投稿するだけなら問題ありませんが、
初めからお金を稼ぐことだけを目的にしてしまうと、
労力と収入が見合わず辛いかもしれません。
とはいえしっかり稼いでいる人がいるのも事実です。
次に副業で稼いでいる会社員の実例を見てみましょう。
実例
写真販売の副業で月収10万円以上稼いでいる会社員
写真の登録枚数5000〜10000点、撮影件数はその倍の10000〜20000点。
初心者が大きな売り上げを出すのは厳しい業種ですが、
投稿量が多いと露出頻度も高くなり、ユーザーに見つけてもらいやすくなります。
それが売り上げにも影響してきます。
1ヶ月に100枚投稿し続けたら1年で1200枚、2年で2400枚、10年で12000枚の作品が溜まっていきます。
コツコツ投稿し続けることで、将来的に稼ぎにつながるチャンスはあるということです。
最初は50〜100点ほど投稿してみて、月に数枚売れたらいい方くらいに思っておきましょう。
まずは挑戦すること、そして継続することが大切です。
そこからだんだんと数を増やしたり撮影技術を上げていったりすれば良いのです。
そしてもっと売り上げを増やしたいと思ったら、
膨大な投稿写真の中で自分の作品をユーザーに見つけてもらうという壁にぶつかります。
そのため、時には自分の好みの写真ばかりではなく、
需要のある写真をリサーチして売れる写真を投稿し続ける必要もあります。
仕事内容
写真を撮影して、販売することです。
もう少し詳しく解説します。
デジタル素材(デジタル素材…ホームページや広告チラシ、YouTubeなど多岐にわたる場面で利用されている素材のことで、企業の宣伝素材としてチラシやポスター、広告などで使われるチャンスがある。)として写真を販売する場合、
販路は、大きく分けて2種類あります。
個人でネットショップを開設し販売するか
(簡単にショップ開設できるウェブサービスがいろいろあります)
写真販売サイトに写真を登録して販売するかです。
初心者でもすぐに始めやすいのは、写真販売サイトに登録することです。
まず販売サイトに登録して、実際に作品を投稿してみましょう。
もちろん初めから売れる可能性は低いですが、売れても売れなくても、
購入者の目線で「どうすれば買いたくなるか?」を考えて試行錯誤することが大切です。
初心者にもおすすめの写真販売サイトをいくつか紹介します。
おすすめの写真販売サイト
・PIXTA (ピクスタ)
日本国内でトップレベルの販売サイトです。
投稿されている全体数が多いので初心者の写真がいきなり売れるのは難しいですが
撮影スキルを磨くためにも、写真販売の経験を積むためにも、
とりあえず挑戦してみましょう。
PIXTAの始め方
1個人情報の登録
2写真をアップするための入門テストに合格
(約10分ほど、写真に不備がないかのテスト)
3販売できる写真の条件を確認し、写真をアップする
4PIXTAで写真が審査される
5PIXTAから許可が下りたら、販売開始
・フォトライブラリー
PIXTAに次ぐ国内大手のサービスです。
自分で価格設定ができます。
販売価格を100〜5000円に設定でき、最低31%〜と報酬率が高いです。
・Craudia(クラウディア)
写真撮影や写真加工のクラウドソーシングです。
クラウドワークスやランサーズの写真版といった感じです。
「写真販売サイトでは理想のイメージ写真がないのでオリジナルの画像撮影をしてほしい」
と考えるクライアントが仕事を募集しています。
・写真AC
写真「販売」ではなく商用利用できる写真の「無料ダウンロード」も可能なので、初心者でも始めやすいです。
無料掲載すると投稿した写真がダウンロードされるごとにポイントが溜まり、
1ポイント1円で5000円以上から換金できるという仕組みです。
月10万円以上稼ぐクリエーターもいます。
1点あたりの単価は低いですが、収益化のハードルの低さが魅力です。
・Snapmart(スナップマート)
インスタ映えする自然な写真素材 をテーマにしているサイトで、
スマホ撮影がメインの、写真を売るマーケットプレイスです。
メルカリの写真版といった感じです。
アプリもありフリマ感覚で挑戦しやすいのが特徴です。
いろいろなサイトを覗いてみて、自分に合ったものから始めてみましょう。
必要なスキル
特に必要なスキルはありません。
最低限スマホさえあれば、誰でも始めることができます。
写真撮影の初心者でも大丈夫です。
購入者のニーズはそれぞれで、中には
一眼レフで撮ったプロの画像よりも素人が撮影した日常的で素朴な画像を求めているという
ケースもあるので、初心者だからといって全く需要がないわけではありません。
写真作品づくりに必要なスキル(中級〜上級者向け)
写真販売に慣れてきて収益をあげたい人、もっと写真の質にこだわりたいという人は、
撮った写真にレタッチを施してみましょう。
レタッチは、
写真の明るさや色味を変えられて、同じ写真でも全然違う感じに仕上げられるスキルです。
スマホのアプリでもできますが、本格的なのものだと
Photoshop(フォトショップ)(パソコンで使うAdobe社の写真加工ソフト)
を使うことが多いです。
PhotoshopはWebデザインなどにも使えて汎用性が高いので、習得しておいて損はないです。
良い点
・特技や趣味を活かしやすいです。
・自分のスキルと時間さえあれば、無限に商品を作ることができます。
・商品がデジタル形式なので現物の取引がなく、在庫を抱えるリスクがないですし、初期費用もかかりません。
・複製が簡単なだけでなく投稿数に限りもないので、需要があればあるだけ売れます。
つまり、人気作品を生み出せれば一気に売り上げが上がるチャンスがあるということです。
・スマホだけでも出来るためハードルが低く、誰でも始めやすいです。
注意点
・有料で素材を提供する場合、求められる品質が高くなります。
・素材ダウンロード系に登録する場合でも、作品数と売り上げは比例する傾向にあるため、
まとまった売り上げを出すにはコツコツ継続する根気が必要です。
・競合が多いので、どんなコンテンツに需要があるのか世の中の流行りを読むなどの戦略が必要です。
・撮影に時間がかかるものの、その割に単価が低いです。
・著作権などに気を付けなければいけません。投稿する前に著作権の問題がないか確認しましょう。
向いている人
・写真が好きな人
・趣味や特技を活かしたい人
・趣味と副業を兼ねたい人
・継続して投稿し続けられる根気のある人
まとめ
今回は、副業の一つである「写真販売」とは何かについて解説してきました。
今すぐに稼げるというわけではなく、始めてしばらくは収入が得られないかもしれませんが、
諦めずにコツコツ続けることで将来的に大きな収入になり得ます。
写真販売の最大の魅力は、趣味と副業を兼ねられることです。
写真が好きな人、興味がある人にとってはぴったりの副業です。
しかもスマホさえあれば今すぐ誰でもノーリスクで始められます。
今回説明した内容をぜひ参考にして、副業に挑戦してみましょう。