未経験からフリーランスエンジニアになって年収700万円稼ぐ方法

2021年3月3日

はじめに

「フリーランスエンジニア」って聞こえがよくて、目指している方は多いと思います。

自由に生きて高収入を得られると考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

筆者は5年ほどのIT企業勤め経て、現在フリーランスエンジニアとして働いています。この記事では、筆者の体験をもとに未経験からフリーランスエンジニアとなって年収700万円を稼ぐまでのロードマップをご紹介します。

※この記事は、学生or20代前半の方向けの将来性と年収アップを目的とした記事になります。

ITスキルの習得

筆者の場合は専門学校で学習+資格取得+IT企業就職までを行いました。

ここで「プログラミングスキル」ではなく、「ITスキル」と言っていることには理由があります。「プログラミングスキル」いわゆるコードを書く能力があれば、フリーランスで食べてはいけますが、年収700万円の達成や将来に渡ってフリーランスで食べていくことは難しいでしょう。理由は簡単で、コーディングはプロジェクトの1工程しか担っていないことと、年齢が上がった際に上流工程が出来ないと収入が減ってしまうからです。

基本的なことですが、ここでプロジェクトの流れを説明します。

①要件定義(どんなシステムを作りたいかを顧客と決める)

②設計(作成するシステムのイメージ、実現方法をドキュメントにまとめる)

③製造(プログラミングをして②のイメージを実現する)

④テスト(③で作成したものが②の内容を満たしているかテストする)

未経験の方向けにかなりざっくりと書きましたが、プログラミングが担う工程は③のみです。(細かく言うと②④にもプログラミングスキルは必要です。)年収700万円を稼ぐには①~④の経験とマネジメントの経験が必要です。では、①~④+マネジメントの経験を得るのに効率的な方法と言うと、IT企業に就職することです。20代のうちにIT企業に就職できれば、多くの経験を、お金をもらいながら得られるためかなり効率の良い方法と言えます。

逆に未経験からフリーランスになると以下のデメリットが発生します。

・担当できる工程が限られる。(最初はテストのみなどでスキルが身につかない)

・低単価(平均的なIT企業1年目よりも低収入)

・仕事が無くなるリスクがある

これだけのデメリットと引き換えに得られる経験(運にもよりますが大体はテスト工程の経験)を考えると未経験からすぐにフリーランスで稼ぐことはリスクしかありません。更に言うと、フリーランスエンジニアはキャリア形成を自身で行う必要があります。未経験で業界のことが全く分からないうちからキャリア形成は出来ませんので、所属する会社に任せるなどして、会社を上手く利用する方が得策と言えます。

現場実績の取得

ここまでの内容を踏まえ、IT企業に就職して現場経験を積むことを前提とします。

前述の通りIT企業に就職すれば、技術面のサポートを受けながらプロジェクトに参画できます。プロジェクトのある程度の工程とプログラミング言語を1、2種類ほど経験すれば、すぐにマネジメント業務(プロジェクトリーダー)も任せてくれます。(ほとんどのIT企業は人手不足なので実務2,3年あればリーダーになれます。)ここまでのスキルセットで年収700万円と将来性の両方を獲得したのも同然です。更に言うとこれ以上IT企業に居ることよりもフリーランスになるほうが効率的と考えられます。では、ここまでのスキルセットを持ったエンジニアが会社に残るメリットとデメリットをまとめましょう。

●会社に残るメリット

 ・出世の対象となる(その企業内での将来性)

 ・社会的な地位(会社員であること、出世すれば地位も得られる)

●会社に残るデメリット

 ・給料が上がりにくい(出世と残業代のみになる)

 ・キャリア形成が会社に依存する(好きな言語が会社とマッチしない場合、好きなことができない)

ここでは所属している所属会社の将来性などは考慮せず、一般的なIT企業に所属してスキルを習得したことが前提のメリット・デメリットとなっています。

現在では26~28歳で会社辞めフリーランスに転身する方が多い傾向にあります。ちょうど現場のスキルを習得した方が自分で稼ぐ方に方向転換したと言えます。

フリーランスデビュー

ここまでくれば、あとは簡単です。会社を辞めて開業届を最寄りの税務署に送りましょう。

エンジニアのエージェントサービスに登録すれば、引く手あまたですぐに月単価が60~70万円で案件が決まります。これで年収700万円を達成しました。では、ここまでに必要なスキルセットをまとめましょう。

●年収700万円までのスキルセット

 ・プログラミング言語の経験:1、2種類

 ・現場経験:4~5年

 ・担当工程:全工程、マネジメントの経験

IT企業に就職して4、5年目の方であればフリーランスに転身すれば月単価60~70万円に届きます。現場に必要なスキル+将来性も兼ね備えているため、現場からヘッドハンティングに合うこともあるでしょう。自分に合った会社であれば、再度会社員に戻っても良いかもしれません。

・終わりに

筆者は必ずしもフリーランスになることをお勧めしていません。理由は単純でそれぞれに合った生き方があるからです。筆者は所属する会社や組織に対する帰属意識や組織で出世することに価値を見出せません。逆に組織で働くことによって本来の能力を十分に発揮できる人もいます。なので、この記事はあくまでも、自分に合った働き方や価値を探す参考として捉えていただければ幸いです。長文にお付き合いいただきありがとうございました。

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Posted by まなぶ