車は本当に必要?車にかかる費用や購入する場合の注意点を解説

2021年7月28日

「車を所有しているけど維持費などが高くて大変」

「車の購入を考えているがなるべく安く購入したい」

このような悩みを持っている方も多いのではないでしょうか。

車は人生のなかでも大きな支出の1つなので、車にかかる費用を見直していかないとお金を貯めることは難しくなってきます。

そこで今回は、「車の必要性」や「車を購入する場合の注意点」について解説していきます。

本記事の内容

・車を所有した場合、どれくらい費用がかかるのか解説

・車を購入する場合の注意点を解説

・自動車保険の見直し方について解説

地方に住んでいる方は、生活に車が必要な場合が多いと思うので、自動車保険の見直しなどについても解説していきたいと思います。

大きな支出を見直すことは、お金を貯めるためには必ず必要なことなのでぜひ最後までご覧ください。

車を所有するとどれくらいお金がかかる?

車は購入するときだけでなく、所有しているだけでもお金がかかってきます。

具体的には50年間、車を所有した場合は以下のような金額がかかってきます。

・車体代金等:1,750万円

・ガソリン代:520万円

・保険代(自動車保険、車両保険):490万円

・駐車代金:720万円

・自動車税、自動車重量税:470万円

このように50年間、車を所有した場合は4,000万円ものお金がかかることになります。

月々にすると約6万円になるので、固定費としてはかなりの高額になります。

「田舎だから車が必要」、「かっこいい車に乗りたい」などといった考えを持っている方は、実際に車を所有した場合の金額をよく見直して、本当に車が必要なのか考える必要があるかもしれません。

車は本当に必要なのか考えよう

車を所有した場合にかかる費用が分かったところで、本当に車が必要なのかを考えていきましょう。

そもそも車は、移動手段の1として必要なものなので、そのような目的がなければ車を所有する必要はない場合もあります。

特に都内などで生活している人は、電車などがあるので車を使用しなくても移動することが可能です。

いま車を持っている方も、以下のような方法があるので参考にしてみてください。

・公共交通機関を使う

・出かけるときなどはレンタカーを使う

・タクシーを使う

・家族で車をシェアする

車を所有していなくても、このような方法で移動することができます。

レンタカーやタクシーを使うとお金がかかると思う方もいるかもしれませんが、頻繁に使用することがなければ、結局は安くつきます。

自分の車があれば、好きなときに使えるなど都合が良いことが多いですが、「支出を減らす」という点で考えた場合は、車を所有しないほうがお金を貯めることができます。

いまの自分に本当に車が必要なのかを考えて、車を持つか判断できると良いです。

車を買う場合の注意点

どうしても生活に車が必要で、車の購入を考えている方もいると思います。

そのような方に向けて、車を購入する場合の注意点を解説していきたいと思います。

先程も述べたように、車は「移動手段の1つ」になります。そのため、車を購入する場合に「かっこいい」や「新車が良い」といった感情をもつことは、移動手段以外に自分の感情が入ってしまっています。

そうすると、本来は必要のない分の費用もかかってしまうため、車を購入する場合は以下のポイントが大事になります。

・リセールの良い車を選ぶ

・中古車を一括で購入する

以下で詳しく解説していきます。


リセールが良い車を買う

車を購入する場合には、「リセールが良い車」を選ぶことが大事になります。

リセールとはリセールバリューを省略したもので、「購入したものを、再度販売するときの価格」のことです。

車の場合、リセールが良い車は欲しい人が多い車ということなので、売却したときに高額で売ることができます。

例として中古の高級車を2000万円で購入し、3年後に1900万円で売却した場合は、差額が100万円になります。

一方で、新車の普通車を300万円で購入し3年後に150万円で売却した場合、差額は150万円になります。

2000万円という高級車にも関わらず、3年後には普通車を買った人が50万円も損をしていることになります。

このように新車を購入してもリセールが悪い車の場合は、数年後に損をすることになってしまいます。

全ての人が高級車を買うべきという訳ではないですが、リセールの良い車を選ぶことで数年後に売却した場合に、差額を少なくすることができるのです。

そのため、車を購入する場合はリセールが良い車を選ぶことが大事になります。

中古車を一括で買う

車を購入する際の良くない例として、ローンを組んで新車を購入してしまう人がいます。

お金持ちで賢い人は、価格が落ちにくい車を買って高く売ることでかなり安く乗り継いでいます。

しかし、多くの人は自分が欲しい車を、ローンを組んででも購入してしまいます。リセールの良い車を選ぶなら、ローンを組んで新車を買うことはお金持ちとは真逆の行動になるので、お金を貯めることからは遠ざかってしまいます。

車を移動手段の1つとして考え、お金を貯めることを最優先にするなら中古車を一括で買うことが1番良い選択になります。

車は毎日乗るもので、自分の好きな車に乗ることも決して悪いことではありませんが、お金を貯めることを優先したい方は、車選びも考えてやらなければいけません。

自動車保険を見直そう

車は維持費がかかるので、自動車保険の見直しはとても大事になります。

自動車保険の保険会社は「代理店型」と「対人販売」がありますが、どちらも高いです。

自動車保険を見直すことで、年間23万円変わることがあるのでしっかり見直しをすると良いです。


自動車保険の契約条件

次に契約条件の見直しになります。

契約条件で見直す項目は以下の2つになります。

・運転者限定条件

・年齢条件

この2つは、不要な条件で契約してしまっている場合が多く、特に年齢条件は注意が必要になります。

年齢条件が適用されるのは、契約者、配偶者、同居の親族のみになるので、それ以外の人は条件が適用されません。

そのため、友人や知人が運転する場合があっても年齢条件には適用されないので、そこを気にする必要はありません。

年齢条件によっては、金額が大きく変わる場合もあるので注意しておく必要があります。


車両保険は不要

まず、自動車保険には以下の2種類があります。

・自賠責保険

・任意保険

1つずつ解説していきます。

自賠責保険

自賠責保険は、車を所有する全員が強制で加入しなければいけない保険になります。

この自賠責保険はどこで入っても内容や値段が変わることはなく、これに入っていないと車検にも通らないので必ず必要な保険になります。

保障としては、事故を起こして死亡させてしまったときに3,000万円、傷害による損害は120万円まで被害者に対して支払われます。

任意保険

任意保険では、さらに以下の2種類に分けられています。

・対人対物保険

・車両保険

対人対物保険は事故で相手にケガや死亡させてしまったときや、相手の物に損害を与えてしまったときのための保険になります。

車両保険は、事故で自分の車が壊れたときの修理代が保険から出るものになります。

対人対物保険は、もし交通事故を起こしてしまった場合に相手に慰謝料を払ったりしなければいけないので、必ず入るべき保険になります。

一方で、車両保険は以下のような理由から不要になります。

・自動車保険には「等級」という制度があり、事故を起こすと保険料が上がってしまう。

・もらえる保障の金額が安い

自動車保険の「等級」という制度では、事故を起こすと等級が下がり来年からの保険料が高くなってしまいます。

そのため、軽い事故で修理費が5万円ほどになった場合、等級が下がって保険料が修理費以上に高くなってしまうということもあります。

また、全損事故のような大きな事故の場合でも、車の時価額は毎年下がっているため新車の価格分の保険代が出ることはありません。

このように車両保険は、使い勝手がかなり悪い保険になっているので、修理費が必要な場合は貯金から払うようにすることによって、保険料を払うことなく貯金に回すことができます。


どの保険に入ればいい?

保険商品は移り変わりが激しいものなので、一括見積りサイトで比較することが大事になります。

おすすめの一括見積りサイトは、「保険スクエアbang!自動車保険」になります。

まとめ

今回は、車の必要性や車を購入する際の注意点などについて解説してきました。

車を必要とする理由は人それぞれだと思いますが、今回は「お金を貯める」ことを目的とする人に向けて解説した記事になるので、車の必要性などはもう一度よく考える必要があります。

車がないと生活が不便になるという人もいると思いますが、車を所有することでお金がかかることは事実になります。

車がどうしても必要な人のために、購入する際の注意点や自動車保険の見直しについても解説してきたので、ぜひ本記事を参考になるべくお金をかけないように実践してみてください