【副業】ネットショップ運営とは|収入目安・仕事内容
お金を稼ぐために副業を始めたい人は多いと思います。
経済的自由な状態に少しでも早く近づくために、副業で稼ぐということは大切です。
副業にはたくさんの種類がありますが、その一つに「ネットショップ運営」があります。
副業でネットショップ運営と聞いても、具体的にどのような仕事なのかピンとこない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ネットショップ運営とはどんな仕事なのかを解説していきます。
ネットショップ運営に興味はあるけれど、どんな仕事か分からない…と疑問に思っている人は、ぜひこの記事を読んで参考にしてください。
収入目安
ネットショップ運営の収入は、売り上げによります。
例えば、週3日本業で働きながらそれ以外の時間に副業のネットショップ運営をして
月収約8〜25万円程度稼いでいる人もいます。
一方でネットショップ運営が副業でも本業でも、年商が0円のまま辞めていく人もいます。
ネットショップは誰でも気軽に始められますが、売り上げを出すためには商品の仕入れや
販売戦略などに先行投資する必要があります。
ここでうまく投資できなかったりショップ運営が軌道に乗る前に諦めたりして辞めてしまう人も多いです。
1年以上存続しているネットショップは全体の30%ほどともいわれており、決して甘くはない
世界です。
とはいえ、今はネットショップ運営のノウハウが無料でもたくさん公開されている時代です。
先人の教えを真似しつつ諦めずに挑戦し続ければ、充分に稼げる可能性のある、
再現性の高い仕事です。
ではここで、もう少し詳しく月収目安を見ていきましょう。
月収目安の例
仮に、BASEという、無料でネットショップ運営が出来るサイトを使うとします。
販売商品はアパレル。客単価は3000円と仮定します。
原価率47%、販売手数料8%、諸経費が5%とすると、利益率は40%です。
これらをもとに月収を単純計算すると、
商品が月に10個売れれば、3000円×10個×0.4=12000円
100個売れれば12万円、1000個売れれば120万円となります。
仕事内容
ネットショップ運営はその名の通りネットショップを運営し利益を出すことで収入を得ます。
仕入れから発送まで多くの行程があり、1人でやる場合はその全てを担わなければなりません。
具体的には、商品リサーチ(どんな物が売れそうか、どんな値段で売買されているか、など)や市場のニーズ調査(顧客がどんな物を欲しがっているか、それに対してどれくらいの物が供給されているか、など)も自分で行います。そしてネットショップの開設、商品の発注、値段付け、検品、集客、梱包、発送、商品受け取りの通知を確認するまで、作業は多岐にわたるのです。
ネットショップ運営の全作業を1人で行うのは難しそうに思えますが、実際にはほとんどの人が1人で運営をしていますので、安心してください。
BASE公式サイト|「BASE」オーナーズ調査 2020によると、BASEでのショップ運営者全体の約7割が、1人でショップ運営を行っているとのことです。
ネットショップ運営の始め方
まず、利用する販売サイトを選ぶ必要があります。
サイトを選んだらユーザー登録をして、商品を出品、売れたら発送するという流れです。
ネットショップの販売サイトには大きく分けて以下の3種類があります。
①モール型
②ASP型(独自型)
③ドロップシッピング型
この他にも、フリマサイト(メルカリやラクマ)、ネットオークション(ヤフオク!やオバオク!)、ハンドメイド作品専門フリマサイト(Creema(クリーマ)やminne(ミンネ))…等もありますが、今回は割愛します。
①〜③のそれぞれのショッピングサイトについて、もう少し詳しく解説します。
販売サイトの種類
①モール型
たくさんのショップがひとつに集まっているショッピングサイトです。
Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングなどがこれにあたります。
モール型の強みは、もともと有名なショッピングサイトなので集客力が高いことです。
弱みとしては、出店数が多いため競合店に埋もれてしまう可能性が高いことが考えられます。
②ASP型(独自型)
自分でショッピングページを作り、集客も自分で行います。
有料のサイトと無料のサイトがあり、無料サイトであればBASE(ベイス)やSTORES(ストアーズ)などが代表的です。
ASP型の強みは、モール型のように競合ショップに埋もれることなく
自分のショップをブランド化しやすいことです。
弱みは、集客を自分で行わなければならないことです。
③ドロップシッピング型
ドロップシッピングとは、業者から直接顧客に商品を発送できるシステムのネットショップ
です。
NETSEA(ネッシー)やShopify(ショッピファイ)などがこれにあたります。
ドロップシッピングの強みは、売れた時に売れた分だけ商品を発注、発送するため
在庫を抱えなくても良い点です。
弱みとしては、発注できる商品が限られてしまうことと、そのために他の販売者と商品が
被りやすくなってしまうということが考えられます。
以上の中から、自分が使いやすそうなサイトをどれかひとつ選んで、登録してみましょう。
多くのサイトは、メールアドレスやパスワードなどを入力するだけで簡単に登録ができます。
サイトに登録できたら、どのような商品が販売されているのか、売れているのか、を調査してみましょう。欲しいものが出品されていたら、実際に購入してみるのも良いでしょう。
売れた後の流れが体験できるので、販売する際のイメージが沸きやすくなりますよ。
サイトを調査してみてなんとなくどんな感じか分かったら、いよいよ自分が出品する商品を
選びます。
商品の選び方
①市場調査をする
②自分が興味のあるジャンルを選ぶ
③オリジナルの商品か既存の商品かを決める
④仕入れ先を決める
利益を出すためには、安く仕入れて高く売るのが鉄則です。
そのうえ、ある程度需要がある商品を選ばなければ物はなかなか売れません。
これには市場のリサーチが欠かせません。
どんな物がどれくらいの価格で売れているのか、ショップサイトで調べてみましょう。
しかし、だからといって自分が全く興味のない物を売ろうとしても
うまくいく確率は低いでしょう。
なぜなら熱量を注げず、ショップ運営を苦痛に感じてしまうことが予想されるからです。
最も大切なのは自分が興味をもてるジャンルの物を選ぶことです。
そうでなければ、商品の値段を調べたり商品の販促をしたりする段階で挫折しやすく
なってしまいます。
初めのうちは大きな利益を出すことよりも、無理なく継続できることを目標にすると
良いでしょう。
自分が興味をもてるジャンルが絞れたら、次はオリジナル商品を売るか既存商品を売るか
を選びます。
BASE公式サイト|「BASE」オーナーズ調査 2020によると、
BASEでは約7割のショップ運営者がオリジナル商品を販売しているとのことです。
さらにそのほとんどが自分で商品の作成をしています。
ハンドメイド作品など自作で販売してみたいものがある場合は、
BASEやハンドメイド専用フリマサイトなどで出品してみると良さそうですね。
既存の商品であれば、実店舗で買うもよしAmazonや楽天などのサイトで買うもよしです。
仕入れ用のサイトもあります。
TopSeller(トップセラー)やNETSEA(ネッシー)などのサイトが有名です。
仕入れサイト内に気になる商品があるかチェックしてみましょう。
ドロップシッピングサイトであれば、そのサイト内で選べる商品の中から
売りたい物を選びます。
必要スキル
特に必要なスキルはありません。
スマホ1台あれば誰でもすぐに始めることができます。
ただし、まとまった利益を出すのは簡単ではありません。
商品リサーチや顧客ニーズの分析などをはじめマーケティングスキルが必要となってきます。また在庫を抱える場合は、スキルではありませんが物理的な場所も必要です。
良い点
・初期費用がほぼかかりません。
仕入れや販売手数料などの支払いだけで、自分のショップを開設することができます。
・特別なスキルがなくても、スマホと商品さえあれば誰でも挑戦できます。
・ハンドメイド作品など売りたいものが既にある場合は、自分のショップをブランド化して
作品を多くの人に売れる、という嬉しさがあります。
注意点
・最初から発注しすぎると、売れなかった時に大量の在庫を抱えるリスクがあります。
初めのうちは少しずつ仕入れるようにしましょう。
・ネットショップを開設しても、すぐに売り上げが立つわけではありません。
まとまった利益を得るまでに長い時間がかかることもしばしばあります。
・商品の仕入れと値付けがうまくいかないと赤字になってしまいます。
市場ニーズと仕入れ商品のリサーチや分析が必要です。
向いている人
・初めは売れなくても、試行錯誤しながらコツコツと運営を続けることができる人。
・時には販売商品を顧客のニーズに合わせられる、柔軟性のある人。
・数字や計算に強い人。
・リサーチや分析が得意な人。
・自分で売ってみたい物がある人。
まとめ
今回は、副業の一つである「ネットショップ運営」とは何かについて解説してきました。
今すぐに稼げるということはなく必ず利益が出せるわけでもありませんが、
誰でもすぐに挑戦しやすく、稼ぐ再現性も高い仕事です。
また、販売商品がヒットすれば高収入を期待することもできます。
しかもスマホさえあれば、一部の作業を除いていつでもどこでも自由に
仕事ができることも大きな魅力ですね。
今回説明した内容をぜひ参考にして、副業に挑戦してみましょう。