お金を増やすには株式投資がおすすめな理由【株式投資はギャンブルではなくやり方次第でローリスク・ハイリターンが可能】
皆さんは大切なお金の使い道を、いかがなさっているでしょうか?生活に必要な諸経費を削り子育てや老後に備え貯金する方、また、ギャンブルで一攫千金を目指す方、そして投資する方など、そのお金を管理する方法は人それぞれ、千差万別なことでしょう。
令和元年6月、金融庁が老後に必要な金額は2000万円と公表しました。老後2000万円問題として論争を巻き起こしたのは記憶に新しいかと思います。
賛否両論ではありますが、健康寿命が伸びている日本では長く生きれる分、資産寿命、すなわち生きるために必要なお金も多くなるのは当然のこととも、言えるのではないでしょうか?金融庁 01.pdf (fsa.go.jp) 21P(ソース)
政治や行政が解決していく課題とも考えますが、何より自分自身でお金を増やしておくことが、将来に備えた一番確実な保険であり、少しでも早く、1円でも多く資産を増やしておくことが大切です。
大切なお金、資産を増やす為、皆さんに株式投資をぜひお薦め致します。なぜなら、株式投資はギャンブルではなくやり方次第でローリスク・ハイリターンが可能だからです。
その理由をこれからお話しします。
投資とギャンブルには明確な違いがある
まず投資とギャンブルについて簡単にご説明します。
投資とは
利益という対価は一概にお金だけとも言えませんが、投資とは、利益を見込んでお金を出す事で、株式や投資信託などの購入が一般的です。要は先にお金を出し、利益はあとから付いてくるという意味合いでもあります。投資の基本 : 金融庁 (fsa.go.jp)(ソース)
ギャンブルとは
一方、ギャンブルとは、金品や品物を賭けて勝負をする遊戯のことで、賭博、博打とも言われ、競馬、競艇、競輪、オートレースなどが一般的です。
ちなみに宝くじ、スポーツ振興くじもこれにあたります。ギャンブルに投じる資金には、主催者側の利益や勝者への利益分配金などが予め含まれています。
裏を返しますと、ギャンブルには主催者や元締めがいて、利益や運営費用、勝者への支払いなどの為、みんなに勝たれては困るという理由があります。その為、大半の方には、負けて頂くというシステムが先行するのも必然的なことと言えるでしょう。
投資とギャンブルの違い
続いて投資とギャンブルの違いについてですが、例えばジャンボ宝くじで一等を当てるには、東京ドームのグランドにびっしりと宝くじを並べて、その中の1枚を選ぶようなものだとも言われています。
このことからも、ギャンブルの勝ち負けは多分に、運に左右されるところが非常に大きいと考えることができます。運だけで勝ち続けることは至難とも言えるでしょう。
では株式投資はどうでしょう?株式売買をスムーズに行うため、システム管理費でもある手数料こそ発生するものの、投資した企業先からは一切費用は発生しません。
それどころか、分配金や株価が上昇すればその分だけ利益になります。また、利益に対する税金が2割発生しますが、これは株式投資に限らずとも、私たちは得た利益に対し国へ税金を支払う義務があります。ちなみに損失した場合に税金は発生しません。
そして企業の将来性へ投資する為、企業に対するリサーチや、種々ある分析など、経験則やスキルがものを言うのも株式投資です。
言い換えれば、運よりもエビデンス、すなわち根拠に基づいてお金を増やしていくことになります。ここがギャンブルとは大きく違うところです。
株式投資がローリスクな理由
株式投資と言っても、なんの根拠もなく株を買っているだけでは運任せとなり、ギャンブルと相違なくなってしまいます。
投資とギャンブルの違いでご説明したように、企業に対するリサーチ、種々ある分析方法を活用し、考え、計画性を持ち、投資するからこそリスクは低減するのです。
言わば、しっかりと根拠があること、計画性を持つことこそが、株式投資が最大のローリスクと言った所以です。
ローリスクに出来るの具体例
極端な例にはなりますが、具体的なローリスクの理由をお話しします。
例えば、株価が1円の企業に10万円投資したとします。株価は1円以下にはならない為、投資したお金はそれ以下になりません。むしろその企業が変貌を遂げた時には資産も大きくなることでしょう。
また、倒産や市場から外されそうになっても、いきなりゼロ円にはなりません。株価は急落しますが、どこかのタイミングで売る機会もあります。1円より低くなることもありません。
そして企業側の悪質な不祥事により株価が急落した場合は、2006年に起こったライブドア事件のように、株主達による集団訴訟で損害賠償を請求できるケースもあります。
投資家が守られる補償制度
さらに証券会社には、分別管理制度という法律によって、会社の資産と投資家達の資産を分別して管理する義務があります。端的に言いますと、証券会社が倒産しても一般的には預けている資産は、まず失われることはありません。
また、万が一破綻した証券会社が返金出来なくなっても、日本投資者保護基金によって、最大で1000万円までは補償される制度があり、証券会社は必ずこの基金に加入する義務があります。
ギャンブルの場合はこのようにはいきません。運に任せた勝利がなければ、使った分だけ資産は無くなります。また、お金を保証、担保など誰もしてはくれません。
ハイリスクにしない為に最低限の注意点
株式投資はお話ししましたように、ローリスクではありますが、リスクはゼロではありません。注意点は色々ありますが、株式投資でまず気を付けるべきことは、企業倒産や、上場廃止と言いますが、株式市場から外されてしまうような企業へは投資しないことです。
株式投資がハイリターンになる場合
株式投資は株価の上昇に伴い、投資したお金が何倍にもなります。株式投資の最大の魅力と言っても過言ではないでしょう。
株式投資の利益には大きく分けて2つある
まず、株式投資におけるリターン、すなわち利益とは何かを簡単にご説明します。
一つ目はインカムゲインです。これは株式を保有していると得られるもので、代表的なものに、配当金や株主優待があります。
例えば配当金がある企業の場合、1株50円の配当で100株持っていれば、得られるお金は500円となります。企業によって、年1回、年2回など配当する回数には違いもあります。
株主優待はその企業で取り扱っている商品や、飲食代金などの割引券、遊園地や水族館の入場券など種々多様です。
二つ目はキャピタルゲインです。これは株式投資の代表的なリターンで、買った時と売った時の株価の差額を利益とするものです。
ハイリターンの例え
次は実例も交えながら、具体的なハイリターンの理由をお話ししていきます。
例えば、株価が1円の企業に10万円投資します。倒産することもなく、1年後には素晴らしい利益を出して、人気化、株価は10円まで上がったとします。
すると単純計算で株価は10倍、投資したお金10万円×10で100万円にもなります。
税金が2割引かれても80万円、手数料は取引金額や各証券会社により違いこそありますが、差し引いても90円~500円程度です。
ハイリターンの実例
実際の例を上げますと、2020年1月、未曽有の感染症でマスクが品薄となりました。あるマスク生産会社の株価は400円台でしたが、1か月たらずで株価は最大で4000円まで跳ね上がりました。(川本産業:証券コード3604)(ソース)
1円の株価はそれなりの企業価値とみなされている為、そう簡単には10倍になりません。また、今お話しした実例のように、短期間で約10倍になるようなことも稀ではあります。
しかし、株式投資の世界では往々にして、株価が短期間で1.5倍、2倍になることは良くあります。
ゆうちょ銀行の定期預金の利率は、0.002%程度、有名な住信SBIネット銀行でも0.02%で、10万円を1年間預けても利益としては2円~20円にしかなりません。
金利一覧-ゆうちょ銀行 (japanpost.jp)(ソース)
円定期預金 | 金利のご案内 | NEOBANK 住信SBIネット銀行 (netbk.co.jp)(ソース)
例え買った株が10%しか上がらなくても、10万円の10%は10000円にもなります。定期預金の利率と比較した場合、その差は歴然です。このことからも、いかに株式投資がハイリターンなのかがわかるでしょう。
こういう人は株式投資に向いている
これからお話しする性格がすべて当てはまらなくても、もちろん成功している方は大勢います。株式投資にはどのような性格や思考の持ち主が向いているのか、一部分ではありますがお話ししていきます。
冷静でシンプルな発想ができる人
株式投資には様々な投資家がいて、様々な思惑があります。また、株価も上下を繰り返す為、自分の考えた計画とは裏腹な結果になることもあるでしょう。
なんでも疑問を抱き、すぐに懐疑的な思考が働くと、自信をなくし、迷いが生じて、判断力が失速してしまいます。
基本的には、シンプルな発想ができ、不測の事態にも冷静に対処できる方が向いているでしょう。
決断が早い人
一昔前、株取引は電話や証券取引所まで出向いて行われていました。しかし現在はインターネットでの取引が主流となり、携帯電話一つあればスムーズに取引が行えます。
言い換えれば、気軽に取引ができるようになり、投資家も増えた分、スピードが重要視されるようにもなりました。
株式投資は自分自身が、株価の流れに合わせ乗ったり降りたりするものです。株式投資が私たちの都合に合わせてはくれません。
資産が増やせると予測すればすぐに乗り、資産が減ると予測すればすぐに降りるという決断の早い人も向いているでしょう。
何事も本気で取り組める人
株式投資の世界にのみ言えることではないですが、本業や副業においても本気で取り組める人は、信用や信頼を多く集め、時には階級も上がり給料も上がることでしょう。
株式投資で儲ける、資産をどんどん増やすということに、本気で取り組む人は、自ら学び、経験を糧にしながら、何より継続することができる為、向いていると言えます。
株式投資で儲けるには、たった一つの分析で十分
株式投資の世界には様々な分析手法が存在しています。あまりに沢山あり、最初は戸惑うこともあるでしょう。しかし、株式投資はローソク足チャートの分析さえできれば、儲けることも可能です。
株式投資では、学んだ知識と知識がぶつかり、結果として判断が鈍ったり、行動に結びつかなかったりするケースがあります。その為、利益を取り損ねたり(機会損失)、時には損失にまで至ってしまったりすることも考えられます。
なんでもかんでもではなく、大切なことは、自分が儲けられる手法さえ手に入れれば良いのです。そもそも株式投資にはどのような手法があるのかを簡単に説明していきます。
株式投資の手法は大きく分けて2つある
まず一つ目は、ファンダメンタルズ分析です。本質的な企業価値を分析することで、簡単に言いますと、企業の財務や業績の状態などを分析し、投資していく手法となります。
二つ目は、テクニカル指標です。移動平均線、出来高、チャートなどの指標を分析することで、これも簡単に言いますと、株価の需要と供給、すなわち売り手と買い手のバランスをグラフ化したものになります。
中には数学的に複雑な指標もありますが、先ほどお伝えしたローソク足チャートはこのテクニカル指標にあたります。
ローソク足チャートとは
ここからは、ローソク足チャートについて説明をしていきます。
ローソク足チャートは、グラフ化された形がローソクのように見えることからローソク足と呼ばれています。
このローソク足は2色で表され、いずれかの色が上昇を、もう一方を下落と色分けされグラフ化しています。そして、ローソク足は上にも下にも伸縮して表されます。
また、分単位、一日単位、週単位、月単位でも表わすことができ、それぞれの単位における、始まりから終わりまでの値段の動きが一目でわかるのが特徴です。
このチャートには出来高も反映出来ます。出来高とは売買が成立した株数のことで、棒グラフとして表されます。
出来高が多いということは、それだけ取引が活発に行われたということで、その企業の株がエネルギッシュに動いたということです。
シンプルに考えると、この強いエネルギーと、ローソク足の上昇色の方が大きく伸びていれば、その株は買いが殺到しているということになります。そしてグラフ化している為、それが一目でわかります。これが、ローソク足チャートの優れている点です。
また、ローソク足チャートには、このチャートの形になれば、こんなことが起こるという、先人の知恵とも言われる「酒田五法」という五つの法則があります。
これは、株式参加者の大半が知っているシグナルでもあり、実際にそのシグナル通り、株価の値段が動くケースも多く見受けられます。
この優れたローソク足チャートをマスターすれば、株式投資で資産を増やしていくことも十分可能でしょう。
終わりに
子育てや老後に備える為、お金を増やしておくこと、また、その為には株式投資をお薦めしてきました。なぜなら、株式投資はギャンブルではなくやり方次第でローリスク・ハイリターンが可能だからです。
また、インターネット社会となり、誰でも簡単に株式投資ができます。お金を増やす方法の一つとして、手軽に始めることができるという点でもお薦めです。
株式投資は老若男女問わず、平等に開かれています。反面、プロ、アマ混在していて、スポーツのように階級別でもない為、素人であってもプロは容赦をしません。
少しでも株式投資を円滑に進めて行くには、最低限度の知識やルールを得ておくことも大切です。