電気・ガスセット割りを解説!お得な5選!

2021年7月28日

2016年4月から、電力が自由化されました。それに続き2017年4月に都市ガスも自由化となりました。このような電力、都市ガスの自由化にともない、私たちは自らサービスを選んで契約ができることになりました。

そこで今までの大手電力会社やガス会社だけでなく、新たに参戦した沢山の企業が、しのぎを削って新しいサービスやセット割りなどを展開しています。

消費者側としては競って安いプランを提供してくれるのは助かりますね。ただ、なにしろ数が多くて比較のしようがない、とお思いの方も少なくないのではないでしょうか。

今回は人気の5社のセット割をご紹介します。それとともに、セットにしてしまうと逆に高くついてしまう人もいるのでそちらも解説していきます。

電気・ガス、セットにしない方がいい人も??

電気・ガスは今まで契約期間というものは設けられていませんでした。

ですが、民間企業の参入によって、スマホ等と同じように契約期間を設定する会社も出始めました。契約期間の途中の解約となると、解約金が発生してしまう場合があるのです。

途中で他の会社に乗換えるかもという可能性のあるうちは、解約金が安い、もしくは解約金がない会社を選んだほうが良いということになりますね。

また、会社によってはセットにしてもあまり安くならない場合もあります。例えば、もともとが電力会社で電気料金は安く設定できると思います

でもガスに関してはノウハウや体制が整っておらす、そこまで安い値段で設定できなくて、結局お得ではないプランになっているということです。

会社によって得意不得意があるので、注意が必要です。

ファミリーなど人数が多かったり、オール電化の契約だとお得なプランは、一人暮らしの方には向いてなかったりする場合もあります。

昼は仕事などで家にあまりおらず、朝と夜の使用量が多いなど、生活パターンによってもそれに適したプランを選ぶことも大切です。

適さないプランを選んでしまってあまり安くならず、他の会社に乗り換えたら解約金がかかってしまった、では元も子もありません。自宅の使用量、時間帯などを考慮して、ピッタリなプランを見つけましょう。

では利用者の多い5社のサービスをご紹介しますので、よかったら参考にしてみて下さい。

「Looopでんき+ガス」

株式会社Looop

・関東

・契約手数料、解約手数料、解約違約金なし

・支払い:クレジットカード

電気は基本料金0円。電力従量料金は一律26円40銭/kWh。

ガスは基本料金1,000円。ガス従量料金は一律128円00銭/㎥。

このようなシンプルでわかりやすい料金体系が人気

電気とガスのセット割り「Looopでんき+ガス」は、毎月の電気の従量料金が約2%割引(26円/kWh)に。

24時間365日対応のトラブルサービス「かけつけるーぷ」が含まれます。出張費、60分以内の作業費が無料になります。(ただし東京電力のエリアのみ)

「ソーラー割」は住宅用太陽光発電システムを利用している、あるいは今後利用予定のご家庭は、売電先をLooopにすると従量料金が1円割引に。

「イツドコダレ!でんきガスセット」

HTBエナジー株式会社

・関東、中部

・契約手数料、解約手数料なし

・解約金、違約金: 電力供給開始日から1年未満で解約する場合、違約金2,640

・支払い:クレジットカード 口座振替 コンビニ

でんきガスセットの申込みで、毎月のガス代が基本料金・従量料金どちらも一律3%割引に。そこからさらにセット割で、102円割引に。(ガスのプランは「大江戸プラン まじめなガス料金A」になります。)

◎でんきのプラン

『ウルトラ東京』『ウルトラBiz東京』

それぞれ東京電力エナジーパートナーの「従来電灯B」「従量電灯C」よりも3%~5%安い料金設定。

『プライム東京』

基本料金半額、従量料金が一律に。トラブルサポート「あんしんサポート365」が無料。

『東京大江戸プラン従量電灯B 朝ママトクコース』

朝6:00〜7:59の電力量料金が無料

『東京大江戸プラン従量電灯B ママトクコース』

夜19:00~20:59の電力量料金が無料。

『東京大江戸プラン従量電灯B ミッドナイトママトクコース』

夜22:00~23:59の電力量料金が無料。

H.I.S.のクレジットカード決済で、マイル(JAL、ANAなど)やH.I.S.商品券に交換可能なポイントがもらえます。

「東急でんき&ガス」

株式会社東急パワーサプライ

・関東

・契約手数料、解約手数料、解約違約金なし

・支払い:クレジットカード 口座振替

でんきは、東京電力エナジーパートナーの「従量電灯B」、「従量電灯C」、「低圧電力」の料金よりも安い設定になっています。

◎ガスプラン

『一般プラン』東京ガスの「一般料金」に相当します。基本料金、単位料金が安く設定されています。

『床暖房プラン』東京ガスの「暖らんプラン」に相当します。基本料金は変わりませんが、単位料金が安く設定されています。

『エコ給湯プラン』東京ガスの「湯ったりエコプラン」に相当します。基本料金、単位料金が安く設定されています。エコジョーズ利用者向け。

『床暖房EF割り』床暖房プランを契約の方に限り、1ヵ月に55円割引に。

『浴室暖房割』浴室暖房乾燥機を浴室・脱衣室で利用されるご家庭は、床暖房プランのガス料金が3%割引に(割引上限額2,619円/月)。

『エコ給湯器割』高効率給湯器による温水で床暖房を利用されるご家庭は、床暖房プランのガス料金が3%割引に(割引上限額2,619円/月)。

『セット割』浴室暖房乾燥機を浴室・脱衣室で利用される、かつ高効率給湯器による温水で床暖房を利用されるご家庭は、床暖房プランのガス料金が6%割引に(割引上限額5,237円/月)。

通勤通学用の定期代が最大2年間最大毎月110円割引に。でんき、ガスどちらかの契約の場合は毎月55円割引に。

毎月支払いをTOKYU CARDで決済すると、でんき・ガス料金の1%がTOKYU POINTとして付与されます。

「ENEOSでんき+ENEOS都市ガス」

ENEOS株式会社

・関東

・契約手数料、解約違約金なし

・解約手数料:でんき「にねん とく2割」契約期間内の解約は、1,100

「にねん とく2割」の契約がない場合は、原則不要。

・支払い:クレジットカード 口座振替

電気を多く使うご家庭向きのセットです。

◎でんきのプラン

でんきは東京電力エナジーパートナー「従量電灯B」に比べ、安い設定料金になっています。

『にねんとく割』でんきを2年以上ご利用のお約束で契約すると、1~2年目1kWhあたり0.20円割引に。3年目以降は1kWhあたり0.30円割引に。(開始から最大24カ月間)

こちらを更新月を除いた契約期間中に解約となると、解約手数料1,100円がかかります

でんき料金をENEOSカード、もしくはシナジーカード決済にすると、ENEOSでんきの請求月に電気料金から月額100円が割引きに。さらにガソリン・軽油・灯油代が通常の特典からさらに1円/リットル引き(最大150リットル/月)になります。

その他の連携カード決済でも、ポイントやマイルなどが付与されます。

でんき料金220円につきTポイントが1ポイント付与されます。

◎ガスのプラン

『標準プラン(TK)』は東京ガスの一般料金と比べて基本料金・従量料金ともに4%割引きに。

『床暖プラン(TK)』は、東京ガスの「暖らんぷらん」と同じ金額ですが、床暖房を追加すると1カ月のガス使用量の7%が割引に。

ガス料金をENEOSカード、もしくはシナジーカード決済にすると、ENEOS都市ガスの請求月にガス料金から月額100円(税込)が割引きに。さらにガソリン・軽油・灯油代が割引になったり、ポイントの還元があります。

その他の連携カード決済でも、ポイントやマイルなどが付与されます。

ガス料金220円につきTポイントが1ポイント付与されます。

でんき及びガス契約で、設備や機器トラブル時の点検・調査、応急処置等出張サービスが無料となります。24時間365日電話でサポートを受けられます。

「J:COM電力+J:COMガス」

株式会社ジュピターテレコム

・関東、関西

・契約手数料:契約の際に3,300円(税込)の事務手数料

・支払い:クレジットカード  口座振替

J:COM電力の料金設定は、東京電力エナジーパートナーなど従来の電力会社に比べ、安い設定料金になっています。

電力の従量料金は、使用量によって分かれています。

・120kWhまで:0.1%割引

・120~300kWhまで:1%割引

・300kWh以上:10%割引

電力とガスのセット割の契約で、毎月110円が割引に。

J:COMはオール電化にも対応しており、新電力の中でも珍しい設定となっています。オール電化のご家庭が乗換えをした場合2%割引に。

「スタート割」などのキャンペーンが頻繁にあるのでお得に始められます。

ケーブルテレビやネットもひとくくりで契約でき「電力セット割」「ガスセット割」を選べば、J:COMのサービスも使えて、まとめて支払いもできるので便利でお得です。

J:COM電力・ガスを解約する際には、解約手数料や解約違約金はかかりません。ですが他のサービスとセット契約になっていて、契約更新期間中以外に解約する際は、契約解除料金がかかります。セット契約により2,000円~2万円程度となる場合があります。

まとめ

電気とガスをまとめると割引にもなり、支払いが把握しやすのでの更なる節約にも繋がります。

引っ越しなどの際も、連絡が1ヶ所ですみます。

ですがなんとなく契約してしまうとあまりお得ではない場合もありますので、

事前調査は十分にしておきましょう。

お住いのエリア、使用量や生活パターンを考慮して、選んでみてはいかがでしょうか。