自動車保険はどこから加入したらいいの?入り方6選!

一口に自動車保険と言っても、様々な加入先があります。

皆様は、自動車保険の加入先に悩まれた経験はありませんか?

今回は、加入先のそれぞれの特徴と、タイプ別に加入先のおすすめを解説していきます。

「自動車保険の保険料を節約したいけど、事故の際の対応に不安がある」「今より良い加入先が知りたい」という方には最適な内容となっていますので、是非最後までご覧ください。

自賠責保険と任意保険

自動車保険の加入先を解説するにあたり、まずは自動車保険の種類について簡単に説明します。

自動車に関する保険には、自賠責保険任意保険の2種類が存在します。

自賠責保険とは、公道で走行する際に加入が義務付けられている保険で、強制保険といわれます。

自賠責保険の金額や補償は一律で、どこで加入しようと差異はありません。

一方、任意保険は、自賠責保険だけではカバーしきれないリスクを補償するもので、各保険会社によって補償の内容や保険料が異なります。

今回解説していく加入方法等は、この任意保険に関するものです。

自動車保険の加入方法と特徴

自動車保険の加入方法は大きく分けて2種類あります。

代理店を仲介して加入する方法と、代理店を仲介せずにインターネット型自動車保険に加入する方法です。

日本には4社の大手損害保険会社が存在します。

例外もありますが、代理店で加入する場合は、この4社の商品のどれかに加入すると考えて良いでしょう。

一方、インターネット型にはこの4社以外の保険商品に加入することになります。

これを前提に、自動車保険の加入方法を紹介していきます。

プロ代理店

プロの代理店は保険の販売が本業となりますので、保険を取り扱う募集人は保険に詳しく、事故の際も手厚いサポートをしてくれることが一般的です。

中には、事故現場まで駆けつけてくれる募集人もいます。

ディーラー

ディーラーでも自動車保険に加入することができます。

これは、ディーラーが大手保険会社の代理店として登録されているということです。

車を購入する際に、必ずと言って良い程、ディーラーの営業担当には自動車保険の加入先を聞かれるでしょう。

ディーラーで加入するメリットは、車のことは保険も含めて全てディーラーに任せることができるという安心感です。

例えば、万が一の事故の際には修理から保険手続を一貫して任せられます。

修理金額と保険金との兼ね合いで保険会社とのやりとりが発生する際にもディーラーの担当者がある程度対応してくれるでしょう。

ディーラー以外での加入となりますと、修理のことについては工場へ連絡し、保険金の受け取りについては保険会社や代理店に連絡する等、窓口が分かれることで手間がかかるケースがあります。

そして何より、ディーラーで保険加入すると、ブランド保険という無料の補償が自動的に付帯されるケースがあります。

これは、自動車メーカーが国内大手損害保険会社と開発したサービスで、自動車メーカーによって様々なプランがあります。

手のひらサイズの小さな傷やタイヤのパンク、飛び石によるガラスリペア、バンパー交換を補償するもの、レッカー費用を補償するものもあります。

基本的には、ブランド保険のこれらの補償は自身の自動車保険を使用せず、補償を受けることができます。

通常、保険を使用して車を修理すると、次年度以降の保険料が大幅に高くなります。

しかし、ブランド保険での修理であれば、損害保険を使用しなくて良いので、次年度以降の保険料に影響がなく、補償を受けることができるというものです。

無料でこれらのサービスが受けられるというのは、ディーラーならではの特徴です。

整備工場・ガソリンスタンド

一部の整備工場やガソリンスタンドは損害保険会社の代理店登録をされており、保険の加入が可能です。

こちらも、車に詳しい募集人が対応してくれるという点でメリットを享受できるでしょう。

特に整備工場からの加入であれば事故の際の修理から保険の手続きまで、窓口が一本化されるでしょう。

しかし、保険の取り扱い件数はプロ代理店やディーラーと比較すると大幅に少ないので、整備工場やガソリンスタンドからの加入を検討する際には、募集人の保険知識が充分か、慎重に見極める必要があります。

インターネット

テレビCMでもよく目にするインターネット型自動車保険に加入するには、プロ代理店やディーラーなどの保険代理店を仲介することなく、自身でインターネットに必要情報を入力の上、申し込み手続きをする必要があります。

インターネットでは、代理店で販売されている国内大手損害保険会社の商品に加入することは出来ません。

インターネット型自動車保険を販売している損害保険会社は、外資系損害保険会社、国内大手損害保険会社の子会社やグループ会社、その他にはソニーなど個人向け損害保険を専門に展開している国内企業があります。

インターネット型自動車保険は安いという印象がある方が多いかと思います。

インターネットでの販売は代理店を仲介しない分、代理店販売でかかる代理店手数料を抑えられるため割安に設計されているのです。

事故の際には加入先の損害保険会社へ連絡します。

代理店の手厚いサポートはありませんが、金融庁の認可を得た損害保険会社の事故対応ですので、保険会社窓口は問題なく対応してくれるでしょう。

共済

共済窓口で自動車共済に加入することが出来ます。

一般的に、代理店経由で損害保険会社商品に加入する場合より割安な金額で共済に加入することが出来ますが、補償のラインナップが損害保険と異なることや、損害保険業界で適用されている等級という割引制度を共済では使用できない場合がありますのでご注意ください。

団体保険

企業によっては、勤め先を経由して保険に加入することで、自動車保険に割安で加入できる仕組みを導入している場合があります。

この場合、給与天引きで国内大手損害保険会社の商品に加入することができます。

ご興味のある方は一度、勤め先の福利厚生を調べてみてください。

自動車保険はどこから加入するべきか?

それでは本題である、タイプ別に加入先のおすすめを紹介していきます。

とにかく安く加入したい場合

とにかく自動車保険料を安く済ませたい場合は、インターネット型保険への加入をおすすめします。

事故対応に不安がある場合は、インターネット型保険の中でも、国内大手損害保険会社の子会社、グループ会社での加入をおすすめします

こちらであれば、申し込みや変更、解約手続きは自身で入力して行う必要があるものの、事故対応は国内大手損害保険会社の社員が行います。

つまり、代理店のアドバイスやサポートはないものの、国内大手損害保険会社の安心したサービスを割安で享受できるということです。

インターネット型自動車保険では特に損害保険会社ごとにターゲット層が異なり、加入条件によって最安になる先が異なりますので、複数の損害保険会社の商品を比較検討すると良いでしょう。

加入条件を入力することで複数の損害保険会社の保険料を提示するサイトもありますので、ご活用ください。

ブランド保険の補償が魅力的な場合

自動車メーカーのブランド保険が魅力的な場合には、ディーラーで加入することをおすすめします。

各自動車メーカーによって様々な無償サービスを提供していますので、一度ご自身の車の購入先、車検や点検の入庫先のディーラーに問い合わせてみると良いでしょう。

特に、ブランド保険は「初度登録から何年間限定のサービス」というように、新車に優遇した補償を提供している場合や、そのメーカーの最新車種に限定して補償を提供している場合が多くあります。

新車を購入した際には是非一度ブランド保険の内容を確認してみてください。

新車購入から一定年数が経過し、ブランド保険のメリットを感じられなくなったタイミングで他の加入先へ変えるという手もあります。

事故の際に手厚いサポートが欲しい場合

プロ代理店やディーラーで加入する場合は、事故の際に手厚いサポートが受けられるでしょう。

事故が発生した時には誰しも、気が動転するものです。

代理店担当者のサポートにより安心感を与えることが代理店の価値です。

しかしながら、事故対応や保険の更新対応、補償の提案等のレベルは各募集人によって差があります。

安心できる募集人であるかをしっかりと見極めた上で加入するようにしましょう。

まとめ

今回は、自動車保険の加入先について解説してきました。

自動車保険の補償内容や等級制度がとても複雑ですので、ご自身の知識レベルや必要とするサポートに応じて加入先を検討してみてください。

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Posted by まなぶ