生活費を抑えてミニマムに生活!見直しやすい6つの項目とは?
「収入−支出=貯蓄」というシンプルな計算式にすべてが凝縮されていますが、生活費となる支出を抑えることができれば貯蓄額を増やすことができます。貯蓄額を増やして資産運用に回すことができれば、効率よく自分の資産を増やすことが可能です。
収入を上げるのは一朝一夕でできることではないため、手っ取り早く貯蓄額を増やすには生活費を抑えて支出を減らすことが近道と言えるでしょう。
近年は「ミニマリスト」という言葉が流行っていますが、余計なモノやサービスを使わずにコストを抑えながらでも、快適に日々の生活を送ることは十分に可能です。なかなか面倒で支出管理に取り組めない方は、ぜひこちらの記事を参考にして生活コストを抑えることを意識してみてください。
クレジットカードの使用を見直そう
クレジットカードを保有している方は多いのではないでしょうか?クレジットカードは現金を持っていなくても買い物ができる便利なものなので、重宝している方も多いでしょう。
しかし、中には年会費というコストが発生するカードもあるため、自分が持っているカードのコストについては必ずチェックしておきましょう。カードを複数枚保有している方であれば尚更です。全く使っていないカードや入会ポイント目当てで作って放置しているカードがあれば、ぜひ見直してみてください。
さらに、支払いの際に分割払いやリボ払いを選択してしまうと利息や手数料という無駄な支払いが増えてしまいます。クレジットカードは便利なものですが、使い方を誤ると生活費を増やしてしまい自由に使えるお金が減ってしまうので要注意と言えるでしょう。
なお、お金持ちが保有しているクレジットカードの枚数は「1~2枚が多い」というデータもあるため、無駄なカードを持っている方はこれを機に解約してみてはいかがでしょうか?
固定費の中心「通信費」
大きな節約効果を実感するのに効果的なのは、家賃や通信費などの毎月発生する固定費のカットです。中でも、通信費に関しては簡単にコストカットすることができるため、真っ先に検討するべきです。
大手キャリアを利用している場合、毎月7000~8000円の通信費を支払っている方も少なくありません。また、自宅にWi-Fiを導入している場合であれば毎月1万円を超えている方もいるでしょう。
そこで考えられる対策がキャリアを変えずに格安プランに変更する方法と、格安SIMに変更する方法です。中でも、格安SIMにすれば毎月の通信費を3000円未満に抑えることも十分に可能なので、大きな節約効果が期待できます。
これまでに毎月1万円を通信費に支払っていた方が3000円に抑えることができれば、年間で84000円も節約することができます。収入を上げるためには残業をするなどの肉体的な負担を強いる必要がありますが、このように通信費を見直すだけで簡単に家計を改善することができるのです。
1日使って手続きを済ませるだけで大きな節約効果を得ることができるため、ぜひ様々なプランを検討してみてください。
ネット銀行活用で手数料を抑えよう
メガバンクや地銀に口座を開設している方は多いはずです。コンビニATMなどで現金を引き出す際の手数料については意識していますか?
1回あたりの手数料が110円や220円という少額だったとしても、塵も積もれば山となります。この手数料は何の付加価値も生み出さない「無駄な出費」なので、非常事態を除いて支払わないように工夫するべきです。
また、銀行に預けていても全くと言っていいほど利息が付かないことを考えると、やはり手数料を支払わずに済ませる方法は常に意識しておくべきでしょう。
そこで考えられるのが、楽天銀行・住信SBIネット銀行・セブン銀行などをはじめとするネット銀行の活用です。ネット銀行は支店が少なく人件費も抑えることができる強みを持っているので、手数料がかなり低い特徴があります。
具体的には、振込手数料がメガバンクや地銀と比較すると安く、また提携しているATMを利用することで引出手数料をゼロにすることが可能です。スマホやパソコンさえあればお金を動かすことができる機動性も備えているので、使い勝手もかなり高いと言えるでしょう。
手を付けやすいのは「食費」の削減
水道光熱費や食費などの変動費は固定費と比べると節約効果が低いですが、手を付けやすいメリットがあります。特に食費はコントロールしやすいので、外食回数の制限や1週間の食費の予算を決めるなど工夫を重ねることで節約可能です。
だだし、食べることを楽しみにしている方にとって、食費を切り詰めるのは大きなストレスを伴います。そのため、ひたすら食費を削減するのではなく、「月に一度は好きなものを食べる」など、適度にリフレッシュ効果を得られるような楽しみを設けると良いでしょう。
また、インターネット上では様々な節約レシピが掲載されているため、これらを上手に活用してストレスを抑えながら食費の削減に取り組んでみてください。
光熱費を最適化!電力自由化を知ってますか?
以前までは電力会社は地域によって決まっていましたが、電力の自由化が行われたことによって自由に電力会社を選べるようになりました。これにより各社の競争が激しくなり、auでんきや楽天でんきなど充実したサービスを提供してくれる企業が多く進出しています。
「電気料金が安くても安定的に電気は供給されるの?」という疑問を持つ方もいらっしゃるでしょうが、これまでと同じ電線などの設備から電力が供給されるので、その点は全く心配ありません。単身暮らし向け世帯や家族世帯向けのプランなども用意されているため、自分のニーズに合うプランを楽しみながら探してみてください。
光熱費を見直すことによって年間で数万円の節約効果を得ることができるため、知らなかった方や面倒で手を付けていなかった方は、ぜひこの機を生かして家庭のニーズに合う電力会社を探しましょう。
また、中には基本料金が0円で従量料金の負担だけで済む電力会社もあるため、こちらのプランを契約すればより節約意識が高まる心理的効果も期待できます。通信費と同様に、固定費は一度見直せばその後ずっと節約効果を享受できるので、ぜひ光熱費の見直しにも着手しましょう。
その「生命保険」必要ですか?
何となく保険に加入してそのまま放置している方や、小さい頃に親が保険に加入してそのまま継続している、という方も多いでしょう。しかし、その生命保険は本当に必要かどうか、改めて確認してみてください。
もし独身の方であれば、亡くなっても経済的に困る人はいないので生命保険は不要です。また、共働き家庭のケースでも、自分が亡くなることで家族が路頭に迷うことは無いため生命保険の必要性は薄いでしょう。
シンプルに考えると、生命保険に加入する必要があるのは「自分に万が一のことがあった際に家族が路頭に迷う」という方だけです。また、生命保険に入る場合は月々の保険料を抑えることができ、十分な保障を受けられる掛け捨て型を選びましょう。貯蓄型の生命保険は払った保険料が無駄にならないので一見するとお得ですが、月々の負担が重くなる上に保証も貯蓄性も中途半端になってしまうので、あまり良い商品とは言えません。
車も必要かどうか見極めよう
自家用車を持っている方は、その必要性についても考えてみてください。車を持っているだけで、ガソリン代や駐車料などの様々なコストが発生します。また、車検に通す際にも十数万円の出費が発生することはザラにあるので、車を保有することで経済的な負担がかなり重くなることを受け止めましょう。
特に、都心部に住んでいる方であれば公共交通機関網は非常に発達しているので、車を保有する必要性は薄いです。また、都心部は月々の駐車料金も非常に高くなるので、家計を圧迫する要因にもなり得ます。
一方で、地方に住んでいる方であれば車は生活に欠かせないものでしょう。しかし、地方在住者でも軽自動車やタクシーを利用すれば、トータルで見ればコストを抑えることが可能です。
実際に「廃車にしたけど、そこまで生活で困ることは無かった」という声もあるため、大して車に乗る機会が多くない方は、ぜひ車の必要性について考え直してみてください。
まとめ
生活費を抑えてミニマムに生活する方法は多くあります。クレジットカードの年会費や通信費に関しては無駄に多く支払ってしまっている方が多いため、この機にぜひ見直してみてください。
また、生命保険なども本来は不要なのに「何となく」「勧誘されたから」という理由で入ってしまっている方が多いため、本当に必要なのかどうかを見極めて、不要と判断した場合は思い切って解約しましょう。無駄なコストを抑えることができれば、自分の趣味に使うお金を増やすことができたり、投資に回して効率よく資産を増やしたり、人生の満足度も高まっていきます。
こちらの記事を参考にして、ぜひ生活費を抑えてミニマム生活に近付いてみてはいかがでしょうか?