【副業】不用品販売とは|収入目安・仕事内容
お金を稼ぐために副業を始めたい人は多いと思います。
経済的自由な状態に少しでも早く近づくために、副業で稼ぐということは大切です。
副業にはたくさんの種類がありますが、その一つに「不用品販売」があります。
副業で不用品販売と聞いても、なんとなくイメージはできるけれど実際にはやったことがない、という人は多いのではないでしょうか。
未経験であれば、物を売ることに対してハードルが高く感じるかもしれませんね。
そこで今回は、 不用品販売とはどんな仕事なのかを解説していきます。
不用品販売に興味はあるけれど、どんな仕事か分からない…と疑問に思っている人は、ぜひこの記事を読んで参考にしてください。
収入目安
売り上げによります。
不用品販売の場合、収入=売り値-(送料+販売手数料)です。
普通、物を売る場合は仕入れ値がかかりますが、不用品の場合は仕入れ値は0円です。
フリアマプリの販売手数料や送料がかかる場合もありますが、それらを除けば利益率がほぼ100%ということになります。
月に数百円〜数十万円と収入目安には大きく幅がありますが、仮にフリマアプリ「メルカリ」で不用品販売をした場合の利益を計算してみましょう。
「メルカリ」で不用品販売するときの収入例
ゲームソフトを出品するとします。
例えばニンテンドースイッチの人気ソフト「あつまれどうぶつの森」。
2〜3回遊んで、比較的綺麗な状態のうちに売ることにしました。
2021年5月現在だと、メルカリで売れている「あつまれどうぶつの森」の平均価格は大体3500円前後です。そこで、売値を3500円と設定します。
メルカリの販売手数料は10%なので、売値3500円なら手数料は350円です。
今回は梱包資材も買う場合で計算します。
なお資材はコンビニやメルカリストアで購入が可能です。
売値3500円、送料175円、梱包用のA4クッション封筒1枚50円、販売手数料350円とすると、
3500円-(175円+50円+350円)=2925円
利益は2950円です。
単純計算すると、このようなゲームソフトを3本売れば約1万円の収入になりますね。
仕事内容
家の中にある不用品を販売しましょう。
送料と販売手数料の合計を上回る金額で売れそうな物であれば、出品してみる価値はあります。
不用品販売の始め方
4ステップで見ていきましょう。
①販売方法を決める
②売れている商品、価格相場をリサーチする
③販売したい物を決める
④出品する
①販売方法を決める
フリマアプリなら、メルカリ、ラクマなどが有名です。
初心者の人にはメルカリをおすすめします。
その理由としては、国内のフリマアプリでユーザー数が圧倒的に多く買い手も多いことや、商品写真を撮るだけで出品できるというハードルの低さ、匿名配送ができる安心感などが挙げられます。
その他だと、ヤフオク!やモバオクなどのオークションサイト、Amazonで販売するという方法もあります。
②売れている商品、価格相場をリサーチする
販売方法を決めたら、そこでどんな物が売れているか、価格の相場はどれくらいか、を見てみましょう。
あまりにも需要のない物はそもそも売れませんし、売れたとしても安価でしか売れなければ、思うように利益が出ないこともあります。
価格相場は、自分が販売商品を値段付けするときに参考にします。
高すぎても売れず、安すぎて赤字になってしまっては損をしてしまいます。
適正価格を知ることが大切です。
③販売したい物を決める
ある程度市場の調査ができたら、何を売るか決めましょう。
家の中に眠っている不用品を掘り出してみてください。
新品未使用品、ブランド品、状態の良い物はやはり人気です。
また、使いかけの化粧品やiPhoneの空箱など自分にとっては価値がなくても他者にとっては意外に需要がある、ということもありますので、何か売れそうなものがないか探してみましょう。
④出品する
出品するものが決まれば、あとはいよいよ売るだけです。
適正価格を考慮し値段を付けたら、商品写真を撮ってアップロード。
商品の状態や特徴などを記載して出品し、売れるのを待ちます。
もしも商品が売れたら、各販売サイトの指示に従って取引を進めていきます。
メルカリであれば、自分で選んだ配送方法で発送します。コンビニや郵便局、普通郵便なら郵便ポストからも発送が可能です。
(メルカリの詳しい配送方法や送料などはメルカリ公式サイトより確認できます。)
値下げ交渉や物の状態確認など、出品商品にコメントが来ることもありますのでたまにチェックしておきましょう。そのまま購入につながることもありますよ。
売れないようなら、販売価格を見直してみたり、写真を変えてみたり、説明文に不備がないか確認してみたりしましょう。物の売り方のノウハウはすでにたくさん出回っており、同じ物でも売り方を工夫して高く売るというのがビジネスの基本です。
しかし、いつまで経っても売れない商品も実際にはたくさんあります。
あまりに需要がない場合は販売を諦めることも考えておきましょう。
必要スキル
必要なスキルは特にありません。
誰でもスマホ1台あれば手軽にできます。
ただし利益や売れやすさを重視するのであれば、物を売るスキルを学ぶ必要はあります。
写真や説明文の分かりやすさ、ターゲット層に合わせた時期や時間帯を狙う、修繕やクリーニングをして商品の価値を高める、など工夫できることはたくさんあります。
誰でもすぐ簡単に取り入れられる方法として、説明文の工夫があります。
商品の説明文はなるべく詳細まで記入しましょう。
例えば服なら、色味、素材、サイズ、着用回数、購入時期などです。
購入者は写真を見て服の色や素材感を判断しますが、写真だと同じ物でも写りによってはかなり受ける印象が違ってきます。
さらに、同じ写真であったとしても見る人によって色など実物とイメージが違うということが起こりやすいです。
ピンク色の服なら、パステルカラーのピンクなのか、桜色なのか、ビビットに近いピンクなのか、オレンジっぽいサーモンピンクなのか…言語化して予め説明しておくことで、購入者は安心して購入を検討することができます。
サイズに関しても、細かい説明があると購入をイメージしやすいです。
例えば同じMサイズでも、ユニクロのMサイズとZARAのMサイズではサイズ感が違いますし、着る人によって「ぴったり」なのか「ゆったり」なのか、感じ方は人それぞれです。
着丈や肩幅など、なるべく正確な数字を用いて説明することをおすすめします。
可能であれば、自分の身長や体重、体型などに対して着た感じがどうかも記載しておくとより分かりやすいです。
購入検討者から着用画像を見せてほしいとお願いされることもよくありますので、可能であれば掲載しておくと親切ですね。
着用回数や商品の状態も、購入者にとっては重要な判断ポイントです。
これは服だけでなく物全般に言えることですが、フリマで購入する人はたいてい「綺麗な物」「まだまだ使える物」を少しでも安く買いたいと思っています。
商品状態を「良い」「普通」「悪い」などのざっくり評価だけではなく、「袖の部分に毛玉がありますがそれ以外は綺麗です」「襟の内側に見えるか見えないかくらいの小さなシミがあります」など、どこがどれくらい傷んでいて、綺麗なレベルはどれくらいなのか、を明記してあると良いですね。
説明文の情報が少なかったために、購入者の商品イメージと実物が違ったと言われてしまうこともあります。
詳細な説明文は、購入者と販売者の後々のトラブルを防ぐことにもつながりますのでぜひ頑張って書いておきましょう。
良い点
・初期費用がかかりません
・一般的な商品販売と違って、在庫を抱えるリスクがありません
・好きなタイミングで出品作業ができます
・売れなくても、もともと不要な物なので損することがありません
・スマホだけでできて知識もスキルも不要なので参入ハードルが低く始めやすいです
注意点
・それなりに価値のある物しか売れないので、あまりにも使い古した物や状態の悪い物は売れないことがほとんどです
・売れたとしても薄利なことが多く、大きな収入は見込みづらいです
「売れたらラッキー」くらいの気持ちでチャレンジしてみましょう
・出品から発送まで全て自分でやる必要があるので、慣れるまでは大変な作業と感じるかもしれません
向いている人
・家に不用品がたくさんある人
・捨てるのはもったいないし譲り先もいない、というように、物の処分方法に悩んでいる人
・自分で物を売ってみたい人
・副業初心者で、まず自力で「稼ぐ」経験をしてみたい人
まとめ
今回は、副業の一つである「不用品販売」とは何かについて解説してきました。
必ず稼げるというわけではありませんし、大きな収入にはなりにくいですが、
スマホ1台あれば誰でも簡単に挑戦できる仕事です。
また、副業初心者の人で「まず自分の力で稼ぐ経験をしてみたい」という人が経験を積むのにはぴったりな副業です。
不要な物を捨てずに誰かにまた使ってもらえるだけでなく、利益まで発生するのも魅力的ですね。
今回説明した内容をぜひ参考にして、副業に挑戦してみましょう。