お金を逃さないマインドとは?お金持ちが絶対にしないことや、自己破産する人の特徴について解説!
平成27年に国税庁がおこなった調査で、サラリーマンの平均年収は420万円ということが明らかになりました。
これよりも多いと喜ぶ人、少ないと嘆く人など、人によって感想はいろいろあると思いますが、実はこの平均年収、12年前よりも16万円も少なくなってしまいました。
世界の人口が増加し、多くの国が経済成長を遂げるなか、年収が減ってしまっているのが日本の現状です。
このような状況で、周りの人たちと同じようなお金の使い方や、お金に関する考え方をしていた場合、お金持ちになれないどころか、生活が苦しくなってしまいます。
実際に金融機関に勤め、お金持ちから生活が豊かではない人まで、いろいろな人たちを目の当たりにしてきた筆者の感想として、お金持ちに共通する精神性があると感じました。
少しでも経済的に豊かになりたいと考えているあなたのために、多くのお金持ちが共通して持っているマインドを、実践できるものだけに絞って紹介します。
今回紹介する、お金持ちのマインドを持つことで、無駄にお金を逃すことがなくなり、豊かな生活に近づくことができます。
さらに、お金で失敗しないために、「自己破産する人の特徴」もあわせて紹介しますので、最後まで見ていただけたら幸いです。
お金持ちが絶対にしないこと
お金持ちが絶対にしない代表的な行動が5つあるので、それぞれ解説します。
用もないのにコンビニに立ち寄らない
お金持ちになりたいなら、用もないのにコンビニに立ち寄ることはやめましょう。
なぜならコンビニでは、目的以外の品物を買ってしまうことが多いからです。
「いやいやそんな買い物しないよ」と考える人もいると思いますが、マルハニチロの調査によると、コンビニでの一度の平均買い物額は755円だそうです。
この調査結果は驚く人が多いのではないでしょうか。私は飲み物だけを買うつもりで入店したのに、気がついたら関係のないホットスナックを買ってしまっていることがよくあります。
コンビニの商品は値段が割高なことをご存知の方は多いと思いますが、ちょっとした惣菜やおつまみが、見やすい陳列棚にお値頃感のある価格で並んでいるので、ついつい目的以外の商品をカゴに入れてしまうことになります。
「ものを買わせるプロ」であるコンビニの利用は注意が必要です。
用もないのに「100円ショップ」に立ち寄らない
用もないのに100円ショップに立ち寄らない方がいい理由は、モノを大切にしなくなるからです。
100円という安さゆえに、ボールペンやハサミなどの小物をなくした時に、『探すより買ってきた方が早い』とすぐに100円ショップに走ってしまうことはありませんか?
そのため、100円ショップで必要以上に買い貯めて、『もしモノがなくなってもストックがあるし、なければ最悪買えば大丈夫』と考えるようになってしまいがちです。
これに対して『モノを大切にしなくても、どうせ100円だから金銭的なダメージは小さいのでは?』と考えることもできます。
しかし、金銭的な価値が低いモノを大切にしなくても良いという意識は、金銭的な価値の高いモノに対しても伝染します。部屋が綺麗な人は、仕事場のデスクも綺麗である事と同じです。
ちなみに、雑誌「steady」の調べでは、100円ショップの平均購入額730円と、コンビニと同じくらいの買い物額だそうです。こちらも同様に、目的以外の商品を買ってしまう点にも注意しましょう。
部屋を散らかったままにしない
部屋が散らかったままの人はお金持ちになれません。
なぜなら、部屋が散らかっている人は、何も捨てることができないほどに、モノの価値基準があいまいなため、浪費してしまうことが多いからです。
『今使わないものでも、いつか使うかもしれない』
『服には思い入れがあるし、また着たくなるかもしれない』
このように考えてしまうと、不要なモノで部屋が溢れてしまいます。
お金持ちで有名な、メンタリストのDaiGoさんはモノを捨てるとき、『誰かに買ってもらえるとしたら売りたいか』を基準にすると、モノが捨てられるようになるとおっしゃっていました。
それでも、いますぐ捨てることに抵抗のある方は、まずはフリマアプリで出品だけしておくのがおすすめです。
出品することによって、客観的に所有物の価値を考える機会が得られるので、自分のモノに対する価値基準が適正なものになるからです。
ちなみに、ある週刊誌で平均年収を下回る人の家を訪問するという企画があり、年収が低い人の部屋には、
・使わない、使えないものであふれている
・風呂場やトイレ、台所などの水回りが汚い
・ゲーム、マンガ、ギターなどの趣味系アイテムが多い
・ゴミを溜め込んでいる
・古い電気製品を使い続けている
このような共通点があったそうです。
不用品の出品とあわせて、自分の部屋や自宅がどのような状態なのかチェックしてみてください。
小さなマナー違反をしない
お金持ちは小さなマナー違反をしません。言い換えると、お金持ちは「上品」であることが多いです。
お金持ちが興じるスポーツとして、ゴルフが挙げられます。ゴルフは元々紳士のスポーツと呼ばれています。スコアやボールが落ちた位置は自己申告に任されているため、嘘をつく人が1人でもいた場合、台無しになってしまうからです。
このように、趣味で楽しんでいるスポーツにおいても、礼儀作法をわきまえて、精神的な余裕を持って楽しむお金持ちはやはり上品ですよね。
豊かな人の方が品位のある行動をするという例は他にもあり、車の運転が挙げられます。
私ごとで恐縮ですが、自動車免許を取得して間もない頃、『高級車の後ろを走るといいよ』と言われたことが何度かあります。
高級車に乗っている人の方が、運転が丁寧で安全だからというのがその理由です。
『確かに、高いお金を出して買った車を傷つけたくない気持ちは人一倍強そう。しかも運転が丁寧な人は、仕事や私生活も丁寧なんだろうな…』と思った記憶があります。
皆さんもお金持ちのように、日常的にマナーを持って行動することを、今まで以上に意識してみてください。
自己破産する人の特徴
これまでとは逆に、金銭的な余裕がなく、自己破産してしまう人の特徴を紹介します。
「自己破産ネット」によると、自己破産をする人には、「お金の管理が雑」という傾向が見られるそうです。お金の管理が雑だと、小さな出費に無頓着になり、その結果として自己破産してしまうような莫大な損失となります。
自己破産する人の具体的な特徴を挙げると、
・複数の生命保険に加入している
・時間外にATMを利用し手数料を取られている
・ケーブルテレビに加入している
以上の3つがあり、このいずれかに当てはまる人が多いそうです。
いずれも自己破産に直接繋がるような、致命的な特徴ではないように感じますが、やはり「お金の管理が雑」という点が、共通しています。
生命保険はリスクヘッジとして必要ですが、平均で1人あたり年間約20万円と、掛け金が大きいです。しかも「複数」の保険に加入しているということは、全く見直しをせずに、ずるずると払い続けているという事でしょうし、収入と支出の管理ができていないことになります。
ATMの時間外の利用についても同じです。本来なら不要な出費ですので、管理ができていないと言われても仕方がありません。
ケーブルテレビは、電波状態を安定させ、映画やアニメ、スポーツなどの専門チャンネルを観ることができるため、契約している人が多いです。
しかし、専門的なチャンネルを見たい場合に関しては、今の時代ではネット配信の方が、
「契約・解約などの処理がしやすい」
「興味のあるコンテンツだけにお金を払うことができるため、コストパフォーマンスが良い」
「スマホで観れるため便利」
このような点で、ケーブルテレビよりも優れています。
電波強度の問題がある場合には仕方がないですが、専門チャンネルの視聴目的でケーブルテレビに加入している人や、不要だとわかっていながら契約を続けている人は、この機会に見直してみましょう。
まとめ
いかがでしたか?お金持ちが持っているマインドをおさらいすると、
・用もないのにコンビニに立ち寄らない
・用もないのに「100円ショップ」に立ち寄らない
・部屋を散らかったままにしない
・小さなマナー違反をしない
以上の4つとなります。
お金持ちは、自己管理能力が高く、丁寧な生活を実践しています。
いきなりお金持ちのように、大きくお金を稼ぐことは難しいかもしれませんが、精神性や、日々心掛けて行動していることを真似するのは、皆さん全員が今日から実践できることなので、生活に取り入れていきましょう。