Webデザインとは|収入目安・仕事内容【副業】

2021年7月28日

お金を稼ぐために副業を始めたい人は多いと思います。

経済的自由な状態に少しでも早く近づくために、副業で稼ぐということは大切です。

副業にはたくさんの種類がありますが、その一つに「Webデザイン」があります。

在宅でできる副業といえば「Webデザイン」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

しかし、「Webデザイン」という言葉はよく聞いても、

実際の仕事内容についてはあまり知られていません。

そこで今回は、Webデザインとはどんな仕事なのかを解説していきます。

Webデザインに興味はあるけれど、どんな仕事か分からない…と疑問に思っている方は、

この記事を読んでぜひ参考にしてください。

収入目安

デザイナーのスキル、受注する仕事のレベルによります。

収入別の仕事レベルとしては、

数百円〜数万円のお小遣い稼ぎ程度

・バナー作成などの小さな案件(バナー…Webサイトに貼る小さいPR画像)

・ブログカスタマイズ

・個人ブログのロゴ制作

などがあります。

スキル習得の学習を始めてから稼げるようになるまでの時間が比較的短いです。

数万円〜数十万円

クラウドソーシングサイトの案件の中でも、スキルの高い案件を受注することになります。

・デザインのみで1〜10万円

・コーディングのみで1〜5万円

・デザイン+コーディングで10万円〜

が相場です。

職場でも即戦力になれるレベルですが、

学習を始めてからこのレベルの案件で稼げるようになるまで、たいてい1〜2年かかります。

それではここで、実際にクラウドソーシングサイトで募集されている案件を見てみましょう。

実例 クラウドソーシングサイトで募集されている案件

・福祉施設のロゴ作成 5000円

・美容室のロゴ作成 2万円

・飲食店のサイトのトップページ制作 5万円

・インテリアの販売ホームページの作成

(デザイン、コーディング、レスポンシブ対応、SEO対策など)

 ボリューム15ページ程度

 納期1ヶ月 10万円

ロゴのみの作成からホームページ作成まで、必要なスキルにかなり幅があります

もちろん必要なスキルに合わせて単価も変わります

高単価のお仕事をするには

・実務経験のあるデザイナーになること

・コーディングスキルなど、高いレベルのスキルを習得すること

・UI/UXデザインなどが含まれる案件を受注すること

(UI/UX…ユーザーインターフェース スマホアプリの操作画面など、ユーザーの体験にフォーカスしたデザイン)

・Webディレクターになる(Webデザインの総監督 プログラマーやデザイナーとお客さんの間に立ってプロジェクトを進める)

などが考えられますが、どれも経験を積まなければ難しいです。

仕事内容

Webサイトの構成を考えたりレイアウト作成をしたりすることです。

特に、Webサイトの使いやすさや見た目の美しさに重要な「デザイン」を担う仕事です。

全体の構成やバランス、ユーザーの利便性などを考えながら

デザインを編集する必要があります。

また、Web開発で企画から携わったり、Webサイト全体のレイアウトと配色を決めたりすることもあります。

Webデザインの仕事内容は大まかに言うとWebサイトのデザイン作成」ですが、その中でも大きく分けて2種類あります。

Webデザインの仕事の種類

コーダー 

イチからWebページを作成します。

コーディングスキルや、CMS(CMS…Webサイトのコンテンツを構成するテキストや画像・デザイン、テンプレートなどを一元的に保存・保管するシステム)をデザインに組み込むスキルも必要です。

グラフィック系デザイナー 

Webサイトの「見た目」に関わる部分を作成します。

「Webデザイン」と聞いて多くの人が思い浮かべるのはこちらのお仕事です。

もう少し詳しく説明します。

コーダーの仕事

Webサイトをイチから作ったり、サイトの出来栄えや構造を変更したりします。

HTML・CSS・Javascriptなどを用いたフロントのコーディングを担当します。

(HTML・CSS・Javascript

 …Webサイトを作るときにコンピュータに指示を出すための、言語の種類。

HTMLという言語を使って文字を打ち、”ファイル名.html”でファイルを作成、保存すると、

文字がWebサイト上で表示されるという仕組み。

この段階では白黒の文字だけのサイトなので、そこに装飾を施していく。

ここでCSSという言語を使うと、文字の色やフォントなどのあらゆる装飾ができる。

Javascriptは画像の切替や文字の変更など動きのあるデザインをするときに使われる言語。

言語や専門用語については学習するうちにだんだん分かってくるので、

今は分からなくて大丈夫です。

グラフィック系デザイナーの仕事

広告用のバナーやコンテンツで使用する画像などの作成をします。

画像作成には各種ツールを使います。

 Photoshop(フォトショップ)やIllustrator(イラストレーター)など

Adobe社のソフトを使うことが多いです。

Webデザインの仕事の取り方

Webデザインの仕事をするには、

クラウドソーシングサイトで案件に応募する

・知り合い経由で仕事を受注する

・ポートフォリオでアピールして営業する

・SNSでスキルを公表し、受注する

・スクールなどに通っている場合はそこからの紹介

(転職も視野に入れている場合、就職支援サービス付きのスクールもあります)

などの方法があります。

最も始めやすいのはクラウドソーシングでしょう。

しかし、クラウドソーシングで重視されるのはスキル、経験です。

そのため、いきなり仕事を受注できるわけではなく、事前にある程度の学習が必要です。

必要なスキル

・Photoshop(フォトショップ)

・Illustrator(イラストレーター)

・コーディングスキル

・デザインスキル

・コミュニケーション能力

・マーケティング能力

・WordPress(ワードプレス)でのサイト制作スキル

などです。

受注する仕事によって必要なスキルに幅があります。

もう少し詳しく見ていきましょう。

Photoshop

写真・画像の加工、切り抜き、文字入れなどができるツールです。

コンテンツに使用するバナーやヘッダー画像などのパーツ作成に使われます。

Illustrator

細かい文字設定やレイアウトをするのに優れたグラフィック作成ツールです。

デザインカンプにもよく使われます。

(デザインカンプ…Webサイト作成のデザイン段階で作られる、Webサイトの制作見本。

Webサイトとして表示された時と同じ状態になるよう、細かいところまで作り込みます。)

コーディングスキル

レイアウトやコンテンツ作成、装飾など、を行える程度のコーディングスキルが必要です。

デザインスキル 

日常生活の中で磨くことができます。

閲覧数の多い、または評判の良いWebサイトに目を通してみましょう。

そして、サイトデザインのポイントや使いやすくするための配慮などを

考えてみましょう(レイアウトや配色、パーツ、など)。

スキルは学習できても自分にはセンスがないよ、思う人も安心してください。

Webデザインは、Webサイトを使いやすくするためのデザインが求められます。

つまり、デザイン=「問題解決」なので、理論でデザインができます

Webデザインでは「なぜ」そのデザインにしたのか、ということが重要なのです。

また、美しいとされているデザインには基本的なルールやセオリーがあります。

そのため、センスのあるないにかかわらず、学べば誰でもできるようになります

スキルを身につける方法

スクールに通うか独学です。

スクールは大体6ヶ月くらいのところが多いです。

15万円〜50万円くらいかかります。

独学だと、

本、Webサービス(プロゲート、ドットインストールなど)、実地訓練などがあります。

どちらも初期費用として、Adobe社のソフト(1ヶ月数千円〜)費用がかかります。

基礎をある程度学んだら、ポートフォリオを作っておくといいです

未経験で実績もなければ、仕事を受注することは難しいです。

ポートフォリオがあれば、それを武器に応募できるのでおすすめです。

学習したことの復習も兼ねて、

サイトやロゴなど自分で作成したものをポートフォリオにまとめておきましょう。

良い点

需要が高い業種です。

基礎ITスキルが上がります

・印刷物のデザイン・オリジナルグッズ制作、というふうに、

スキルを類似の仕事へと横展開させやすいです。

・「良いデザイン」「美しいデザイン」はある程度「型」があるので、

センスがなくても学ぶことによってできるようになります。

・パソコンがあれば在宅で、いつでもできます

注意点

・ツール等が進化していて、素人でもそこそこのものができてしまうので、競合も多いです。

・ウェブの知識はもちろん、ソフトの使い方といった技術面やデザインに関する知識など、

学習すべき範囲が広いので、スタートのハードルが高いです。

・トレンドの移り変わりが速い業界なので、新しい技術を学び続ける必要があります。

・そこそこハイスペックなパソコンが必要で、これから購入するなら初期費用がかかります。

向いている人

・学習の難易度が高めなので、諦めずに基礎の習得に励むガッツがある人。

ものづくりが好きな人。

ITスキルを高めたい人。

・パソコン1台でいつでもどこでもできる仕事をしたい、手に職をつけたい人。

まとめ

今回は、副業の一つである「Webデザイン」とは何かについて解説してきました。

今すぐに稼げるというわけではありませんし、必要スキルの習得ハードルは高めですが、

そのぶん、スキルを磨いたり経験を積んだりすれば、稼ぎに直結しやすい仕事です。

また、ITスキルが高まることで、様々な仕事にも広げやすくなり、

転職や他の副業にも活かすことができます。

しかも、パソコンさえあれば、いつでもどこでも自由に仕事ができることも大きな魅力です。

今回説明した内容をぜひ参考にして、副業に挑戦してみましょう。