米国株ならマネックス証券!人気の理由とメリット・デメリットを解説

2021年7月28日

マネックス証券は大手ネット証券の一つで、数多くの金融商品を取り扱っていることから、たくさんの個人投資家から支持を得ています。口座開設数は約189万口座に登り、これは全ネット証券で3位の実績です。

その人気を支える最大の理由は「米国株投資ならマネックス証券!」と言われるほど、米国株投資に向いた証券会社であることです。取り扱い銘柄数はもちろん、手数料も安く、幅広い層の個人投資家に支持されているのです。また、便利な取引ツールやロボアドサービスも提供してくれるため、ストレスなく投資ができると思います。

この記事では、マネックス証券が米国株に強いと言われる理由と、メリット・デメリットについて解説しています。米国株に興味がある方、ネット証券選びに悩んでいる方に読んでいただければ、きっと証券会社選びの参考になると思います。ぜひ最後までお付き合いください。

マネックス証券の概要

マネックス証券は1999年から証券サービスを提供する「老舗」の証券会社です。マネックス証券の口座開設数は188万口座を超え、ネット証券の中でも3番目の規模数になっています。公式HPにおいても、「日本にお住まいの方のうち100人に約1.5人がマネックス証券に口座を開設しています」とうたっているほどの口座数なのです。

また、ただ口座数が多いだけではなく、金融商品の取り扱い数にも定評があります。国内株式はもちろん、外国株式、投資信託、FXなどへの投資も可能です。その中でも、「マネックス証券といえば米国株式!」と言われるくらい、米国株式には力を入れており、その銘柄数は3,800を超えています。米国株サービスに関しては、投資家からの評価も高く、みんなの株式における「米国株おすすめネット証券ランキング」においては、総合評価で第1位の実績を誇るのです。

マネックス証券のメリット

マネックス証券の最大のメリットは「米国株に強いこと」ですが、それ以外にも多数のメリットが存在します。ここでは、マネックス証券のメリットを4つのポイントからお伝えしたいと思います。

米国株投資に強い

マネックス証券における米国株の取扱数は、ネット証券ではダントツに多いのです。その数なんと約3,900銘柄!取り扱い銘柄数2位のSBI証券・楽天証券が約3,700銘柄なので、圧倒的な銘柄数の多さを誇るのです。言い方をかえれば、「他のネット証券では購入できない米国銘柄の取引ができる」とも表現できますね。

また、マネックス証券の米国株の強さは数だけではありません。米国株取引手数料のサービスラインナップも豊富に用意されています。外国株投資の場合、運用コストがかさみやすいデメリットがあるので、手数料サービスが豊富なのは魅力的だと思います。具体的な米国株手数料としては、「約定代金の0.45%」(上限20ドル)というシンプルな料金体系なので、初心者でもわかりやすいのではないでしょうか。

加えて、NISAにおける米国株の買付手数料は0円(キャッシュバックによるもの)で、円から米ドルへの為替手数料も0円となっています。まさにマネックス証券は米国株投資のために存在すると言っても過言ではないほど、そのサービスが充実しているのです。

IPOの抽選が完全に平等

マネックス証券のIPO投資は、取り扱い銘柄数も多く、個人投資家から高い人気を誇っています。人気の理由としては取扱数だけでなく、抽選方法にも理由があるのです。

マネックス証券の当選方法は、その申し込み数に関係なく「完全に平等」な抽選をおこなっています。証券会社によっては、申し込み数が多いほど抽選確率もアップする方法を採用している所があるのです。そのため、マネックス証券でのIPO投資は、投資資金が多くても少なくても当選確率が平等な点が、多くの投資家に好評なのです。IPO投資のためだけにマネックス証券を開設しても、損はしないと思われます。

高性能な無料ツール

マネックス証券には、ストレスなく投資ができるような高性能取引ツールがあります。口座を開設すれば無料で使用できるため、個人投資家の方であれば使わない手はないと思いますよ!ここでは、2つの取引ツールをご紹介します。

マネックストレーダー 

おそらくマネックス証券で取引をする投資家であれば、ほぼ全員が使うトレーディングツールになります。便利な注文方式や銘柄検索の利便性、30年分の長期チャート機能などがあります。

短期投資でも長期投資でもストレスなく使用できる多機能チャートで、PCだけでなく、スマホ用、iPad用のアプリもあるため、いつでもどこでもチャートをご利用いただけます。

マネックス銘柄スカウター

株式の銘柄選定をする際に便利なツールです。PER、PBR、配当利回りなどの比較が可能で、グラフ表示可能なため視認性にも優れています。加えて、企業の詳細や業績も確認できるので、四季報のような側面も有します。今後成長が期待できる企業の選定の際には必須とも言えるツールなので、銘柄選定の際にはぜひご活用ください。

マネックス証券には他にも、投資情報の収集専用ツール、FX用ツール、株価ツールなど、使い勝手のよいツールがたくさんありますので、口座を開設した際は是非ご活用ください。

おまかせ運用サービス「ON COMPASS」もおすすめ

ON COMPASSは、マネックスグループが提供するロボットアドバイスサービスです。以前は「マネラップ」という名称でしたが、2020年に新しいサービス名に変更されました。

ロボットアドバイザーというと、リターンを増やすことだけに注力するイメージがありますが、ON COMPASSは価格が下落した時の下落幅を最小限にするアルゴリズムが採用されています。そのため、リスクを抑えた投資を実現してくれるのです。その根幹はAIによる分散投資であり、人工知能が多数の金融商品に資金を分散してくれるため、リターンを確保しつつリスクを最小限に抑えてくれます。

また、ON COMPASSでは、いくつかの質問に答えるだけで、個々にピッタリの資産プランを提供してくれます。質問内容に難しい項目はなく、年齢や保有資産状況などに回答するだけで、リスク許容度を自動的に計算してくれます。初心者の場合、自分のリスク許容度がどれくらいなのか、正確に把握するのは難しいと思うので、このサービスだけでも利用価値はあると思います。

手数料に関しても良心的で、1.0075%程度です。他社のロボアドサービスと比較しても、業界最安値と言えるので安心してご利用下さい。

マネックス証券のデメリット

米国株投資をはじめ、いくつものメリットを有するマネックス証券ですが、実際に口座を開設する前には注意していただきたいポイントが2つあります。

外国株式は米国・中国株だけ

マネックス証券の外国株式は、米国株式が中心になります。他の外国銘柄といえば、中国株のみの取り扱いになります。ネット証券によっては、米国株、中国株はもちろん、ヨーロッパ諸国や東南アジア、インドなどの銘柄を売買できることもあります。そのため、たくさんの選択肢の中から外国株を選びたい方は、マネックス証券は向いていません。

国内株式の手数料は割高

マネックス証券における国内株式の売買手数料は、少し高めの水準です。手数料最安値のSBI証券・楽天証券における10万円までの取引手数料は99円(税込)ですが、マネックス証券では110円(税込)となります。また、取引金額が100万円の場合、SBI証券・楽天証券は535円(税込)ですが、マネックス証券は1,100円(税込)の手数料が必要になります。

米国株投資の取引手数料が業界最安値だけに、国内株式の手数料がお高めなのは残念ですね。国内株投資だけのために、マネックス証券を開設するメリットは少ないと思われます。

まとめ:マネックス証券は米国株投資に最適!

今回の記事では、マネックス証券のメリット・デメリットを中心にお伝えしてきました。

マネックス証券の最大のメリットは「米国株投資に向いている」ことです。米国には世界のベンチャー企業が集結し、今後もイノベーションが起こる国であることには疑いの余地はありません。よって、みなさんの投資先としても有力な候補の一つになるでしょう。「投資を始めたら、絶対に米国株を買う!」と決めている方であれば、マネックス証券を利用して損はないと思いますよ。

一方、注意点としては、「米国株以外の旨味が少ない」ことに尽きます。しかし、この点に関しては、他のネット証券を併用することで解決可能です。つまり、メインのネット証券を他に開設し、マネックス証券を米国株専用口座にする使い方をすれば良いのです。

「米国株するならマネックス証券!」と覚えていてくださいね。