DMM株は手数料が業界最安値!米国株なら手数料0円で取引可能

2021年7月28日

DMM株は、DMM.comがサービス提供するネット証券会社です。DMMと聞くと、エンタメ分野のイメージが強いですが、DMM株は2009年にサービス開始と、比較的古くからあるネット証券なのです。

DMM株の最大の特徴は「手数料の安さ」にあります。1取引ごとの手数料は業界最安値を誇り、取引し放題などのプランもないので、シンプルで分かりやすいサービス形態になっています。加えて、米国株の場合は手数料0円で投資ができるので、米国株向きのネット証券とも言えます。

また、24時間相談可能なサポート体制や、使いやすい取引ツールなど、初心者投資家にもおすすめできるネット証券です。DMM株で投資人生をスタートさせることもできますよ!

ネット証券選びでお悩みの方にとって、DMM株は有力な候補の一つになります。ぜひ本記事を参考に、DMM株も検討してみてください。

DMM株の概要

DMM株は、DMM.comが運営する証券会社です。DMM.comは、ネットサービスを中心に事業を展開している会社で、非上場企業ではありますが、国内外で50種類近くの事業を展開しています。DMM株も、その事業のうちの一つということですね。

DMM.comと聞くと、ネットゲームや動画配信サービスなど、エンターテイメント事業をイメージする方も多いと思います。しかし、DMM株のサービス開始は2009年と、比較的昔からサービスを提供しており、DMM.comグループの中でも古参のサービスになります。

また、DMM株の特徴は「株取引」に特化していることです。ほかのネット証券の場合、一つの証券会社内で株取引やFXなど、複数の金融商品を取引することが多いですが、DMM株は少し事情が異なります。DMM.com証券の中に、「DMM FX」「DMM BANUSY」など複数のサービスがあり、取扱う金融商品ごとにサービスが細分化されているのです。DMM株もその一つで、株取引に特化したサービス体制を提供しているため、「株式以外はするつもりがない!」「サブ証券として、株取引用専用の口座が欲しい」という投資家にはぴったりなネット証券と言えるでしょう。

DMM株のメリット

DMM株は、株取引に特化したネット証券だけあって、他のネット証券よりも秀でた点がいくつかあります。ここでは、DMM株のメリットを6つのポイントからお伝えしたいと思います。

取引手数料が安い!特に約定金額が高額な方におすすめ

取引手数料といえば、SBI証券や楽天証券が安いことで有名ですが、DMM株はこれら2社よりも安い手数料で株取引が可能です。

具体的な金額は、約定金額によって異なります。約定金額が5万円までであれば、DMM株を含めた3社の手数料は同料金ですが、5万円を超える約定金額の場合は、DMM株が最も安く設定されています。つまり、約定金額が高額な取引の場合は、DMM株を利用した方がお得ということです。

また、DMM株には他のネット証券にあるような、「取引放題プラン」は存在しません。代わりに、1取引ごとの手数料が決まっており、その金額が業界最安値になっているのです。シンプルな計算で取引手数料を算出できるので、投資初心者でも使いやすいと思いますよ。

補足ですが、信用取引の場合は、約定金額が300万円を超えた分は、手数料が無料になるシステムもあります。

米国株式の取引手数料は0円

DMM株は国内株式だけでなく、米国株式も取引できます。GAFAをはじめとする有名個別銘柄だけでなく、米国ETFも取扱っており、900以上の銘柄に投資が可能です。しかも、米国株取引の手数料は0円で可能なのです。

主要なネット証券の取引手数料と比べてみると、その安さが実感できます。多くの会社では「約定代金の0.45%(税抜)」が手数料として必要になるため、取引手数料が無料なDMM株は、米国証券向きとも言えますね。為替手数料も「1ドルあたり片道25銭」と、平均的な水準になっています。

欠点としては、米国株式の取扱銘柄数が少ないことです。DMM株で米国株投資を考えている方は、お気に入りの銘柄を扱っているか確認してみてください。

米国株式を信用取引の担保として利用可能

国内株式はもちろんのこと、DMM株では、米国株式も信用取引の担保として利用ができます。初心者の段階から信用取引をするのはリスキーかもしれませんが、株式投資に慣れてきたら、チャレンジしても良いかもしれません。レバレッジをかけることで、より投資効率を高める効果を狙えますよ。

DMM株ポイントが貯まる・使える

DMM株で取引をしていると、自然にDMM株ポイントが貯まると思います。国内株式または米国株式にかかった手数料の1%が、DMM株ポイントとして貯まる仕組みになっています。

貯めたポイントの使い道は、現金への交換です。「1ポイント=1円」として交換した現金は、証券口座に入金されて新規の銘柄買い付けに使用できます。自然に溜まったポイントで資産を拡大できれば、さらに投資効率を高められるでしょう。

平日は24時間サポートしてくれる

ネット証券の場合、投資家一人で株取引をおこなうことがほとんどです。そのため、特に初心者の段階では、サポート体制が充実しているネット証券を選んだ方が無難に思います。

DMM株では、メールでも電話でもサポートを受けることができ、平日であれば24時間のサポート体制を提供してくれます。そのため、仕事や家庭で忙しい投資家でも充実したサポートを受けることができます。口座開設や取引方法などのシステム面だけでなく、株式に関する問い合わせ内容にも返答いただけるため、安心して株式取引に臨むことができますよ。また、質問するのが面倒な場合でも、「よくあるQ&A」が充実しているので、大部分の疑問はこれを読めば解決できるはずです。

取引ツールが便利

冒頭でもお伝えしたように、DMM.comグループはネットサービスを中心に事業を展開しています。そのため、DMM株のUI設計も非常に優れており、特に取引ツールは使いやすいと評判です。操作が簡単なだけでなく、視認性にも優れているので、説明書を読まなくても操作することができるほどですよ。毎日使うツールなので、時間をかけずにストレスフリーで取引できることは、大きなメリットと言えるでしょう。

DMM株のデメリット

投資スタンスによっては、デメリットになるポイントもありますので、口座を開設する前に確認しておきましょう。

取扱銘柄数は少なめ

残念ながら、現在のところ(2021年3月 執筆時点)、DMM株の取扱銘柄数や商品の種類は少なめです。投資の基本戦略の一つに分散投資がありますが、DMM株の商品だけで、分散投資に長けたポートフォリオを構築するのは難しいと思われます。

そのため、他のネット証券を併用した投資活動をされる方も多いかと思います。複数のネット証券で金融商品を保有する場合は、資産の配分や保有状況の把握が煩雑になりますので、特に投資初心者の方はご注意ください。

DMM株ポイントの交換

「DMM株のメリット」の章で、「DMM株ポイントが貯まる」というお話をしました。取引手数料の1%がポイントして付与されるサービスで、「1ポイント=1円」として現金に交換できるという内容でしたね。

この内容に偽りはありませんが、注意点としては「1,000ポイントから交換可能」であることです。取引手数料の安さが強みのDMM株ですが、安いが故に1,000ポイントまで貯めるには相当の時間を要します。なので、なかなか現金の交換まで行き着かないことも多いでしょう。

また、DMM株ポイントはDMM株専用のポイントです。楽天証券の楽天ポイントや、SBI証券のTポイントほどの汎用性はありませんので、あまり使い勝手の良いポイントとは言えないでしょう。

まとめ

今回の記事では、DMM株の概要とメリット、デメリットについてお伝えしました。

DMM株は、手数料の安さが最大のメリットです。取引し放題プランがない代わりに、個別の取引にかかる手数料は業界最安値の水準を誇ります。手数料負けをあまり気にせず、投資に専念できるのは嬉しいですね。しかも、米国株投資における取引手数料は0円です。近年、米国株投資の人気は高く、たくさんの投資家から資金が流入しています。米国株専用口座として、DMM株を利用するのもありだと思います。

また、DMM.comグループが運営しているだけあって、全体的に使いやすいUI設計になっています。特に取引ツールのUIは優秀で、リアルタイムの株価とニュースの同時表示なども可能です。あらゆる情報を確認しながら、スピーディーな取引ができると思いますよ。

取引銘柄数の少なさや、DMM株ポイントの利便性の低さなど、いくつかデメリットはありますが、サービス体制も含めて初心者でも使いやすいネット証券と言えるでしょう。これから株式投資を始める方は、一口座目をDMM証券で開設してはいかがでしょうか。