SMBC日興証券でのIPOは最強!ネット証券に負けない強さの秘訣

2021年7月28日

株式投資をおこなっているとIPO投資という言葉を聞く機会が出てくると思います。

IPO投資は、抽選して当選することで、かなりの高確率で利益を出すことができます。

その為、人気も高く、なかなか当選しにくいのが現状です。

IPOに当選するには、IPOに強い証券会社を選択する必要があります。

SBI証券やマネックス証券などのネット証券も人気が高い証券会社です。

しかし、2018年に創業100周年を迎えた大手証券会社であるSMBC日興証券は、ネット証券に負けないIPOの強さを持っています。

今回は、SMBC日興証券のIPOの強さやIPOルール、IPOの当選確率を上げる方法を解説します。

SMBC日興証券は、IPO投資をおこなう上で必須の証券会社だということが分かると思います。

そもそもIPO投資とは

IPOとは、新規の未公開株のことです。未上場企業が株式市場に新しく上場することが決まっている状態で、上場前に株式を投資対象とするのがIPO投資です。

株の投資家にとってIPOは、今後成長発展していく企業の株を上場前に取得することができるチャンスが得られます。

また、初値は公募価格より高くなる確率が高いので、上場後にすぐに売却することで、早急に利益を手に入れることが可能になります。

IPO投資は、利益が出やすい、早期に利益を回収しやすいということから投資家たちにとって人気の投資方法です。

IPO株の投資家への割り当ては、証券会社の判断でおこなわれ、証券会社での取引実績や資金などを考慮されて抽選されます。

また、IPO投資をおこなうには、証券会社で取引口座を開設する必要があります。

IPOを多く取り扱っている証券会社に口座を開設することで、より多くの抽選に参加することができます。

SMBC日興証券のIPOのおすすめの理由

SMBC日興証券は、IPO投資をおこなう人なら、口座開設することを強くおすすめできる証券会社です。

理由はいくつかありますのでそれぞれご紹介していきます。

 SMBC日興証券のIPOの銘柄の多さと主幹事になる多さ

SMBC日興証券のIPO銘柄の取り扱いが、毎年60~70銘柄と証券会社の中でトップクラスに多いのです。

また、主幹事になることも多く主幹事になるとIPOの8~9割の数を取り扱うことになります。

SMBC日興証券が主幹事になった機会は、2021年9社、2020年16社、2019年20社です。引受幹事数は、2021年32社、2020年36社、2019年41社と多く、合計の幹事数では、全体の7割以上です。

この数は業界最多レベルであり、つまりその分当選確率が高くなります。

また、今後更なる成長が期待できる大手企業の上場には、SMBC日興証券は高確率で幹事になっています。チャンスを逃がさず、利益を得るためにも口座開設だけは事前にしておくことをおすすめします。

SMBC日興証券のIPO取引 平等抽選やネットでも15%配分

口座開設時に2つのコースから選択することができ、後からでも変更も可能です。

どちらもIPOを購入することができます。

「総合コース」では、担当者のプロからアドバイスや投資情報などのサポートを受け、直接支店でIPO購入ができます。

取り扱いの量が、全体の85%になり大半が総合コースに分割されます。数が多いことから総合コースの方が当選しやすく感じますが、営業担当者との相性や裁量により大きく変わってきます。

お得意様やより多くの金額をSMBC日興証券で取引している人など、証券会社に大きく貢献している人の当選確率が高くなります。

手数料が、10万円の取引に対して5,500円とダイレクトコース比べて高く設定されています。

ネット取引の「ダイレクトコース」では、アドバイスなどを受けずに、ネットで投資活動をおこなっていきますが、売買手数料が総合コースより安く設定されています。

IPOの抽選方式では、平等抽選を採用しています。

平等抽選は、1つの口座に対して1票のみ抽選できます。100株申し込んでも200株申し込んでも1票なので、当選確率は同じになります。

つまり、総合コースと違ってお得意様が優遇されることもないので、運さえあれば当選できます。

取り扱いの量が、全体の10%とかなり少なくなっています。

しかし手数料が、10万円の取引に対して137円と非常に安く取引することができます。

また、ダイレクトコースでは、落選した人に対して、最大で5%の量の再抽選があります。この制度が2019年に導入されました。

導入前はネット抽選の取り扱い量が10%、総合コースが90%だったのに対して、現在は、ネット抽選10%にプラスして、落選者に最大5%のチャンスが増えました。

落選者向けの「ステージ制抽選」が導入されたことにより、多額の資産がない一般の個人投資家もネット抽選を利用してIPO当選しやすくなっています。

ネット申し込みでも最大15%という量は、他の証券会社よりも高くSMBC日興証券の大きな強みです。他の証券会社である「みずほ証券」や「野村證券」は、抽選配分を10%と定めています。

また、新規口座開設者は3ヶ月間の当選しやすくなる「ステージ優遇措置」があり、通常の2倍の当選確率に自動的になります。

口座開設をしたら期間内にIPO抽選に参加することをおすすめします。

SMBC日興証券のIPOのルール

SMBC日興証券のIPOの強さが分かっても、具体的なルールが分からないという人も多いと思います。

IPO抽選におけるルールをまとめて解説していきます。

まず、IPO抽選ルールは、総合コースの「担当者の裁量による抽選」かダイレクトコースの「平等抽選」とダイレクトコースで落選した人を対象にした「ステージ制の抽選」があります。

「担当者の裁量による抽選」では、取り扱いの資金や口座数などにより抽選確立が変わってきます。

「平等抽選」は、1口座1票のみの申し込みなので、誰でも平等の抽選確立です。

「ステージ制の抽選」は、4つのステージに分類されており、ステージによって当選確率変わってきます。

「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」のステージになっており、資産や取引額によってステージがあがっていきます。当選確率は、「ブロンズ」は1倍、「シルバー」は5倍、「ゴールド」は15倍、「プラチナ」では25倍にもなります。

次に、抽選配分は、先ほどもご紹介しましたが、総合コースで85%、ダイレクトコースで10%、ダイレクトコースの落選者に最大5%の量が割り当てられます。

その他のルールとして、当選したのにキャンセルした場合、ペナルティがかせられます。

「1か月間IPOの申し込みができなくなること」「現在申し込んでるIPOの取り消し」の2つです。

キャンセルしなくても、当選したまま何もせずに申込期間が過ぎてしまってもペナルティがかせられますので、当選したら早めに購入申し込みをしましょう。

もっとも重要なのが、SMBC日興証券の資金ルールです。

まず、抽選申し込みのタイミングで口座へ入金します。申し込んだ時に、資金拘束も始まります。

抽選の結果、落選した時に資金拘束が終了します。注意点として、落選という言葉は表示されず、当選しなかった人は、補欠当選という言葉が表示されます。

SMBC日興証券では、資金拘束が申し込みのタイミングでおこなわれるので、同じ資金で複数の銘柄へ申し込みはできません。このように、SMBC日興証券は、IPOの資金面ではかなり厳しめのルールを設定しています。

IPOが集中して出てくる時期に、銘柄をしぼって申し込まないと、目当ての銘柄が出た際に、資金不足で申し込めない事態になる可能性もあるので注意が必要です。

SMBC日興証券のIPOに当選するには

SMBC日興証券でIPOに申し込んでも、まったく当選しないという人もいるかと思います。

銘柄の多さが業界屈指で、かつ主幹事になることが非常に多いSMBC日興証券は、やり方さえ間違えなければ、誰でも当選することは十分可能です。

今回は、SMBC日興証券でのIPO当選確率を上げる方法を解説します。

まず、3月や12月のIPOの数が多くなる時期に申し込む方法です。SMBC日興証券では、同じ資金で複数の銘柄に申し込めないので、資金を貯めて置く必要があります。

IPOの数が多くなると、その分ライバルが分散されて当選もしやすくなります。

逆に、5月~8月の期間は、IPOの数が少ないので、申し込みが1つの銘柄に多く集まり当選確率が低くなります。

また、SMBC日興証券が主幹事を引き受けた時に、人気銘柄で株数も多いものに申し込むと当選確率が跳ね上がります。

その他、ステージ制の抽選で確率を上げるために、ステージを上げることも検討してみてはいかがでしょうか。ただし、ステージの一番上である「プラチナ」まで行くのは、5,000万円以上必要であり、一般人には非常に厳しい条件です。

ですが、「ブロンズ」であれば、250万円以上用意できれば、条件が満たされます。

「ブロンズ」だけでもなっておくと、良いかと思います。

まとめ

SMBC日興証券は、IPO投資において、銘柄の多さや主幹事になる多さからネット証券に負けないおすすめの証券会社です。IPO投資をするなら絶対に口座開設しておきたいところです。

口座開設には、手数料がかからないので、欲しい銘柄が出たタイミングで申し込めるように、口座開設だけでもしておくことをおすすめします。