ハンドメイド販売とは|仕事内容・収入目安【副業】
お金を稼ぐために、副業を始めたい人は多いと思います。
経済的自由な状態に少しでも早く近づくために、副業で稼ぐということは大切です。
副業にはたくさんの種類がありますが、その一つに「ハンドメイド販売」があります。
在宅で好きな時間にできる仕事がしたい、趣味を仕事にできたらいいな、など、
ハンドメイド販売に興味がある方もたくさんいると思います。
しかし、実際にハンドメイド販売で稼げるのか、仕事の内容はどのようなものか、
など気になることも多いはずです。
そこで今回は、ハンドメイド販売とはどんな仕事なのかを解説していきます。
ハンドメイド販売に興味はあるけれど、どんな仕事か分からない…と疑問に思っている方は、
この動画を見てぜひ参考にしてください。
収入目安
売り上げによります。
ハンドメイド販売の月間売上の平均は、
84%が3万円未満
6%が3〜5万円
5%が5〜10万円
5%が10万円以上
です。
つまり、月3万円以上売り上げているのは全体の約16%です。
ではここで、もう少し具体的に収入目安を見てみましょう。
まず、作品1個あたりの利益を計算してみます。
この利益が、手取り収入になります。
作品1個あたりの利益
例 アクセサリーの場合
売値が1個3000円のイヤリング
原価1200円(材料費、材料購入にかかる交通費や送料など、梱包資材費など)
販売手数料10%(3000円で売れたら300円)
送料 200円
だとすると、
売値−(原価+販売手数料+送料)=利益
3000-(1200+300+200)=1300
利益は1300円です。
これを月に10個売ったら月収は1万3千円となるし、100個売ったら13万円になります。
次に、実例を紹介します。
実例 未経験スタートで…
Aさん 1か月で2500円の収入。その後、半年間コツコツ続けて月収2万5千円
Bさん 半年で月収30万円
Cさん 1年で月収50万円
半年くらいコツコツ続けてみたら稼げる可能性が出てくるということです。
ちなみにminneのアンケート調査によると、
月10万円以上の売り上げがあるのは、
ハンドメイド歴1年未満の作家 全体の1%
ハンドメイド歴1〜2年未満の作家 全体の8%
で、
ハンドメイド歴1年未満の作家の30%が、1万円以上を売り上げている
ということです。
未経験、初心者でも頑張れば稼げる可能性があります。
初期費用
初めにかかる費用は
・材料費
・制作に必要な工具や道具費
・梱包資材費
(試作を重ねるために材料費が多くかかることもあります)
くらいです。
初めから大量に仕入れさえしなければ、低コストで始めやすいです。
仕事内容
作品を作って、売ることです。
具体的に、作品を作ってから売るまでの流れは
⒈自分が売る作品を決める
⒉作品を実際に作ってみる
⒊ショッピングサイトに出品する
となります。
⒈自分が売る作品を決める
自分が興味のあるモノ、自分にも作れそうなモノ、売れそうなモノが良いです。
まずはどんなものが売れているのかリサーチしましょう
自分が「欲しい」「興味のある」と思えるもの
「あ、いいかも」と一瞬で心惹かれるもの、
「使いやすい!」「人気が出そう!」と思うもの、を見つけましょう。
販売者として、お客さんがなぜその商品を「欲しい」と思うのかを理解しやすくなります。
また、自分が興味のあるものだと熱量を込めて作れるので、
努力を努力と感じずに楽しく作ることができます。
自分が「作れそう」なもの
同じような作品だったとしても、
人それぞれ好みは違うので、自分の感性に近い人がいるはずです。
そして、作家さんの個性や作風にファンがつくこともあります。
大量生産の既製品とは違う、オリジナリティーや一点ものという付加価値があるからです。
ですので作品ジャンルが他の作家さんとかぶっていても大丈夫です。
(もちろん、作品を丸パクリすることはNGですが。)
こんな作品なら自分にも作れそう、というものを探しましょう。
実際に「売れている」もの
お客さんの「ニーズ」が大切です。
売れないものよりも売れるものを優先的に作ったほうが良いです。
なぜなら、売れることでモチベーションになる、売れることで自信がつく、
売れることで改善しやすい からです。
「熱量」×「需要」どちらが欠けても商売は成り立たないのです。
⒉作品を実際に作ってみる
方法は2つあります。
真似て作るか、習って作るか、です。
最初はまず、真似て作ってみるのがおすすめです。
理由は、
・初期コストがかからないので、すぐ始められます。
・自分のお気に入りのハンドメイド作家さんの作品が手元にあれば、
それを見本にできます。
好きなものを作っているので熱量が込められるし楽しいです。
・今の時代、ネットでいくらでも無料の情報が手に入ります。
YouTubeなど動画もたくさんあり、初心者にも分かりやすいです。
ということだからです。
自分でいきなり作るのは無理!と思ったらもちろん習うのもありです。
・便利なサイトがあります。
学びのマーケット「ストアカ」、「SAKKA ZAKKA大学校」 など。
検索してみて、自分に合った学習の場を見つけましょう。
・ハンドメイドイベントに参加して、作家さんに教えてもらうこともできます。
作り方はどちらでも良いのですが、
とにかくここの「実際に作ってみる」ステップにいくこと、がとても大事です。
作る前に、
「自分には売れる商品を作れる自信がないよ」
と止まってしまう人が多いです。
しかし、試作品も含めて買ってくれるお客さんもいます。
試作品販売やなかなか売れない時期も、全て自分のストーリーに含められます。
むしろそれが作家の魅力につながっていくので、やって損することはないです。
最初から完璧を求めすぎないことがポイントです。
ハンドメイドなので、完璧が良いわけではないのです。
ですので、勇気を出して挑戦してみましょう。
⒊ショッピングサイトに出品する
ハンドメイド販売初心者におすすめのサイトは3つあります。
・Creema(クリーマ)
・minne(ミンネ)
・メルカリ
です。
クリーマ、ミンネ
ハンドメイド専門サイトなので、ハンドメイドに理解や共感のある客層です。
登録料無料で始められます。
この2つの違いは、ざっくり言うと
クリーマ 商品がよければ売れやすい
ミンネ 戦略をたてられる人が売れやすい
です。
初めはこの2つをチェックしておけば、まずはオッケーです。
自分に合ったサイトを使うもよし、両方使っていくのもよしです。
メルカリ
初めてモノを売るならメルカリがおすすめです。
登録料は無料で、販売初心者が多く挑戦しやすいからです。
また、日本最大級のフリマアプリ(1000万ダウンロード)で、ユーザー数が多いことに加え、
出品するとおすすめの欄に表示されるシステムなので、
初心者でも商品を見つけてもらいやすいです。
どんなものが出品されているのか、どんなユーザーがいるのか、
実際にアプリを使ってリサーチしてみましょう。
ハンドメイド作品でなくてもよいので、欲しいものがあったら実際に買ってみると、
売れたあとの販売者と購入者のやり取り、流れを学ぶことができます。
必要スキル
特に必要なスキルはありません。
売りたい物を何か作れたらオッケーです。
今スキルがなくてもやっていくうちにスキルは上がってくるので大丈夫です。
ただ、特別なスキルは要らないので誰でも始められますが、
「もの」を売って収益化する以上は、お客さんを満足させる品質が求められ続けます。
そのため、技術を向上させていく努力は必要です。
そして質の高い物を作るだけでなく、販売も行わなければならないので、
モノの売り方なども学ぶ姿勢が必要です。
良い点
・初めから大量に仕入れなければ、低コストで始められます。
・在庫をたくさん仕入れないようにすれば売れなくても大きな損失はありませんので、
ほぼノーリスクで挑戦できます。
・好きなこと、趣味、得意なことを仕事にできます。
・在宅で好きな時間にできます。
・ハンドメイド専門サイトなどのネットで販売できる環境が整っていて、
誰でも参入しやすいです。
・自分が作ったものが売れて、お客さんに喜んでもらえたら、
給与所得とは違う嬉しさがあります。
注意点
・「もの」が商品なのでどうしても在庫を管理する「場所」が必要です。
そして、大量に在庫を抱えてしまうと売れなかった時に邪魔になるし赤字になるので、
最初は、仕入れは少しにしておきましょう。
・ハンドメイドは生活必需品ではないので、基本的に売れにくいものと心得ましょう。
売れなくても当たり前。売れたらめちゃくちゃ喜べばオッケー。
くらいの気持ちで始めると、無駄に心が折れずに頑張れます。
ひとつ売れたらそれはすごいことです。全てはそこから始まります。
・ある程度売れるようになってきても、質を高め続ける努力が必要です。
スキルを磨きましょう。
向いている人
・手先が器用な人
・もの作りが好きな人
・一人でもくもくと作業するのが好きな人
・自分で作ったものを売って稼ぎたい人
・不用品販売など、何かを売ってお金を得た経験がある人(その経験、活かせます)
・雑貨や服など、お買い物やウインドウショッピングが好きな人
(商品リサーチが苦ではないので、楽しんで取り組めます)
まとめ
今回は、副業の一つである「ハンドメイド販売」とは何かについて解説してきました。
今すぐに稼げるというわけではありませんが、
手先が器用な人、もの作りが好きな人にとっては、ぴったりの副業です。
そして稼げるだけでなく、自分の作り出したものが売れてお客さんに喜んでもらえるという体験は、とても嬉しいものです。
しかも、誰でも今すぐ、ノースキル、ノーリスクで挑戦できます。
今回説明した内容をぜひ参考にして、副業に挑戦してみましょう。