超簡単【株式投資開始前から初株購入までを時短解説】

現在インターネットの普及によって、より効率的、効果的にお金を稼ぐことが出来るようになりました。それは株式投資でも同じことが言えます。

2019年度、日本取引所グループの調査によると、国内における個人投資家は5672万人にものぼります。j-bunpu2019.pdf (jpx.co.jp)ソース

2021年2月時点で日本の人口は1億2562万人ですので、人口の約半分とも言える45%もの個人投資家が存在していることになります。人口推計 令和3年2月報 (stat.go.jp)ソース

このことから、株式投資によって、資産を増やそうという意識の持ち主が、実に多いことがわかります。それだけ株式投資は今注目されているのです。

本業や副業問わず稼ぎ方は様々ですが、中でも、今まさに株式投資を始めて大きく資産を増やそうとお考えの方へは朗報です。

今回は、株式投資開始前の準備編と、始めて株を買う際の目安などの開始編、二つに分け、超簡単に時短で解説していきますので、最後までご視聴を宜しくお願い致します。

株式投資参加準備編

準備編では、株式投資に必要な資金や、株式投資の参加者、株式投資に参加する目的を持つことの重要性をご説明していきます。

株式投資に必要な資金

結論から言いますと、10万円もあれば十分です。極端なことを言えば、1万円でも株は買えます。(ソース)「小僧寿し:証券コード9973 株価 62 3/5時点」など

ただ、株式投資は資金が多ければ多いほど有利となります。それは売買で出た利益が大きく、また資金が増えていく時間も短縮でき、買いたい株も幅広く選択出来るからです。

例えば、1株10円の株を自己資金で1万円分買うと千株買えます。5日後に1株20円になったとします。株の値段は2倍ですので、自己資金も2倍の2万円になります。

同じ設定で、今度は自己資金10万円分買うと1万株買えます。5日後に2倍まで値上がり、自己資金は2倍の20万円です。この差はとても大きいでしょう。

同じ株を買っても、両者では5日間で18万円もの差があります。あくまで単純計算にはなりますが、5日間で2万円の利益を同じように繰り返しても、20万円の利益になる為には、あと45日間もかかる計算になります。

今ご説明しましたように、資金が多ければ、1回あたりの利益も大きく、時間も短縮できます。さらに、優秀な企業株が幅広く選択できるようにもなります。このことからも、まずは自己資金として最低でも10万円は用意すると良いでしょう。

株式投資の参加者を知る

株式投資は老若男女、投資資金などに制限はなく、誰にでも平等に開かれています。言い換えると、世界中のプロもアマチュアも混在しているということです。

サッカーで例えるなら、ボールを蹴ったことしかない人が、ワールドカップに突然出場するようなものです。

プロと呼ばれているのは、証券会社のディーラーや投資機関、年収1億円以上稼ぐと言われるスーパートレーダーや仕手筋など様々です。

特に投資機関は資金が豊富な為、ひとたび売り買いを始めると、株の値段は資金が流れた方へあっという間に動いていきます。

もちろん意図的に株の値段を乱高下させることは違法行為です。しかし、豊富な資金が投入されれば、意図せずとも株価は乱高下し、結果として個人投資家達も翻弄されてしまうことが多々あります。

大切なことは、株式投資にはこういったプロの参加者達がいることをまず知っておくことです。なぜなら、参加者を知ってさえいれば、後にリサーチし、警戒したり、翻弄されたりすることなく、逆にその動きを利用することも可能になるからです。

株式投資に参加する目的を明確にする

株式投資には大きく分けて2つの利益に大別されます。1つ目が割引券や施設入場券などの株主優待や配当金というインカムゲインと呼ばれる利益です。2つ目が株を売買して利益を得るキャピタルゲインと呼ばれる利益です。

株式投資は、何れにせよ利益を得る、あるいはお金を稼ぐ場となります。

株式投資は利益を得る一つの手段でこそありますが、トレード、すなわち売買取引そのものが目的ではありません。つまり、刺激を求めて売買を続け、依存的になってしまってはいけないということです。

もう一つ注意することは、本来売買で利益を得る心構えであったにも関わらず、買った株が下落した為、その株を持つ理由を、配当金や株主優待が欲しかったからとすり変えてしまい、いつまでも持ち続けてしまうことです。

こうなると、大切な資金が拘束されるうえ、さらに株が下落を続け、大きな損失を出すとも限りません。

今お話ししたようなことにならないよう、自分が決めた本来の目的をしっかりと明確にしてから、株式投資を始めた方が良いでしょう。

株式投資参加開始編

株式投資を開始する心構えや準備はいかがでしょうか?準備が出来たら、あとは実行、行動することが大切です。

ここからは、いよいよ株式投資の開始についてお話ししていきます。

証券会社に口座を開設する

株の売買を始めるにはまず、証券会社に口座を開設する必要があります。そして、口座の開設には、実店舗に行く方法と、インターネット上で行う方法の二つがあります。

まずインターネットでの口座開設ですが、メリットは直接出向く手間がないことです。デメリットとしては、口座開設までの時間が、郵送だと数日~1週間程度かかることと、パソコンが苦手な方は少し手間に思うかもしれません。

次に実店舗での口座開設ですが、メリットは手続きがスムーズに行えることでしょう。デメリットとしては、近くに実店舗がないと出向くのが大変かもしれません。また、店舗を持つ証券会社は多くない為、ネット証券と比較した場合に選択肢が狭まります。

証券会社を選ぶポイントは二つ

証券会社を選ぶポイントは手数料の安さと、夜間取引が出来るかどうかの二つです。

なぜかと言うと、各証券会社におけるサービスやツールに関しては、さほど大差がなく、どの証券会社であっても、株を売買するのにサービス上で困ることはほとんどないからです。

一方、熾烈な手数料の価格競争が生じているのか、取引金額にもよりますが、手数料は90円程度からとかなり安くなってきました。一部無料の証券会社もあるほどです。

少しでも利益を多く得る為にも、個人投資家にとって、手数料は証券会社を選ぶ際にはとても重要なポイントになります。少しでも安いところを選ぶことをお薦めします。

二つ目の夜間取引ですが、簡単に言うと、一部の証券会社が独自に取り扱っている、株式市場が終わった後にも株の売買が行えるシステムです。

株式市場が終わった後で、買った株に不測の事態が起こった時や、ある企業にビッグニュースが出た時などには大変役立つシステムです。翌日の、株の値段を予想する上でも大変便利です。

初株購入前に知るべき三つの知識

証券会社に口座を開設すれば、いよいよ株の売買が出来るようになります。しかし、実際には、一体何を買えば良いんだろうと悩むかもしれません。

そうならないよう、また、少しでも損をしないように、株を初めて買う時に最低限知って欲しい知識が3つだけあります。その株が割安かどうかを判断する基本的な指標です。

横文字ですが、簡単に解説していきますのでご安心ください。

EPS(1株あたり利益)

企業の1株あたりの利益です。株主が投資した1株あたりで企業がどれくらい利益をあげているかの指標となります。

単位は「円」で表され、数字が高ければ高い方が良いです。株価が同じ企業と比較した場合、このEPSの高い方が割安となります。計算式は、直近の純利益÷発行済総株式数です。

PER(株価収益率)

企業の1株あたりの利益と、現在の株の値段が妥当かを判断する指標です。単位は「倍」で表され、倍率が低いほど割安となります。計算式は、現在の株価÷1株あたり利益です。

また、各業種別や各取引所の平均PERもあります。インターネットですぐに調べられますので、その企業の業種や、取引所の平均的なPERも合わせて、参考にすると良いでしょう。業種別・市場別 平均PER一覧  ※随時更新中 (wariyasukabu.com)ソース

PBR(株価純資産倍率)

1株あたりの純資産です。解散価値とも言われていて、単位は「倍」で表されます。

企業の資産の価値が、株の値段と比べた時、割高か割安かを判断する指標になります。

基準は1倍で、倍率が低いほど割安となります。例えば、0.5倍であれば割安、1.5倍であれば割高となります。あくまで理論上ではありますが、1倍以下の企業が倒産した場合、投資家たちへ返金できるだけの資産は持ち合わせているということになります。

初株売買時の方法と心構え

口座を開設した証券会社が違っても、売買の方法はほぼ同じです。目星を付けた株の買いたい値段と、欲しい株数を入力し購入するだけです。売るときも同じく、売りたい値段と、手離す株数を入力し売却するだけです。入力方法もシンプルです。

気を付けたいのは、売買する時の注文の仕方です。基本的には指値と成行の2種類がありますので、簡単にご説明していきます。

指値(さしね)注文

自分で売買の値段を設定できます。主に、買う時にお薦めです。それは、少しでも安く買えた方がリスクを低減でき、得る利益も大きくなるからです。

デメリットとしては、設定した値段まで下がらず、株価が上昇してしまった場合などに買えない可能性があります。しかし、初めて株を買う場合は、縁がなかっと見送る方が得策でしょう。

なぜなら、上昇している株を無理して高い値段で買った後、急落していく株もあるからです。

成行(なりゆき)注文

値段設定はできず、発注した時点で即座に売買されます。主に売る時にお薦めです。それは、少しでも高く売れ、下落時におけるリスク低減になるからです。

デメリットは、即座に売らなくても、高く設定した値段まで株の値段が結果として上がった場合、利益が少なくなることです。しかし、初めて株を売る場合は、欲を出さない方が良いでしょう。

なぜなら、必ずしも自分が設定した値段まで、株の値段が上がるとは言い切れないからです。むしろ、いきなり下落が始まった場合、値段設定を繰り返していては間に合わず、どんどん値段が下がってしまい、売るに売れずという可能性もあります。

初株売買時の心構え

初めて株を売買する時の心構えは、「欲をださない」ことです。

指値、成行でもお話ししましたように、欲を出すと、思わず高い値段で買ってしまい、下落した時に売るに売れず、株を持ち続けてしまった結果、損をすることが多々あるからです。

株を売買して、たとえ1円であっても得ることができれば、それは利益となります。欲は出さず、まずは利益を得たという仕組みを肌で体感することが大切です。

終わりに

何かを始める時には、意図しても意図せずとも、少なからず準備をしていることでしょう。準備や気構え無くして、お金を増やすことは難しいと言えます。株式投資も同じです。

なぜなら、2021年2月末において、株式上場企業は3759社もあり、この中から、お金を増やせる企業を見つけ出さなければならないからです。上場会社数・上場株式数 | 日本取引所グループ (jpx.co.jp)

今回は株を売買するにあたり、必要最低限の指標もご説明致しましたが、株式投資では、よりお金を増やしやすくする為の知識やテクニック、ルールなどがまだまだあります。

一度に全てを理解するのはとても大変ですので、株式投資に少し慣れ、時間的にも精神的にもゆとりが出てきましたら、さらに深堀りしていくことをお薦めします。

本日は最後までご視聴ありがとうございました。